猫と暮らす
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夜鳴きや排泄の失敗が増えることも 猫の「認知症」の症状を獣医師に聞いた
今回は、猫の認知症の症状について、獣医師の藤井仁美先生に教えていただきました。
猫の認知症の症状(1)鳴き方の変化
今までよりもよく鳴くようになった、夜中や明け方によく鳴くようになった、昼夜を問わず鳴くようになった、わけがわからず混乱したように鳴くなど、猫の鳴き方に違和感を覚えたら必ず受診しましょう。
猫の認知症の症状(2)社会的交流の変化
そのほか、家族や同居ペット、見知らぬ人に対して攻撃的になるケースもあるので、コミュニケーション面での変化もよく観察しましょう。
猫の認知症の症状(3)睡眠~覚醒のサイクルの変化
夜に落ち着かなくなり、眠らずに起きていたり、何度も目を覚ましたりすることが増えたら注意しましょう。また、昼間に寝ている時間がそれまで以上に長くなることもあります。
こんな症状にも注意して!
以下の症状に当てはまる場合は要注意
- トイレ以外の場所に排泄することが増えた
- ぼーっと一点を見つめることがある
- 音などに対する反応が鈍くなった/敏感に反応するようになった
- 目的もなくあちこち歩き回ることなどが増えた
- フードへの興味が減ってきた
- 何かを怖がったり、パニックになったりすることがある
- フードを食べたばかりなのに忘れてしまい、何度もおねだりしてくる など
参考/「ねこのきもち」2024年1月号『早めの気付きと日頃の予防が大切です。猫もなる、認知症』
文/柏田ゆき
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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