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猫の健康的な筋肉をつくるために 食事面からできる4つの工夫を解説

猫の筋肉維持や発達のためには、日々の運動はもちろん、食事面からのアプローチが必要不可欠です。筋肉修復に効く成分を含んだ食事を与え、猫が毎日必要な分を正しく消化・吸収できるように工夫してあげましょう。今回は、健康な筋肉をつくるために必要な食事内容や食事方法について、獣医師の山本宗伸先生にお話を伺いました。

タンパク質が豊富なフードを与える

ラガマフィンのじゅろくん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
タンパク質は、筋肉の修復や発達に欠かせない栄養素。そのため、猫の主食である「総合栄養食」のフードには、たくさんのタンパク質が含まれています。筋肉を育てることを目的とする場合は、獣医師に相談したうえで、タンパク質が豊富で良質な製品を与えるとよいでしょう。

ドライフードとウエットフードをどちらも与える

アメリカンショートヘアのシャルちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
ドライフードは製造過程で素材を細かくしているため、胃の中でほぐれやすく、カロリーを摂取しやすいというメリットがあります。一方、ウエットフードは高タンパク質な商品が多く、筋肉に必要な栄養素が豊富です。そのため、ドライフードとウエットフードをバランスよく与えることで、効率よく筋肉の修復ができるようになるでしょう。

凹凸のあるフードボウルを使用する

スコティッシュフォールドのこむぎ。くん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
一気食いをする猫の場合、フードを吐きやすい傾向があるため、必要な栄養素を十分に吸収できないことがあります。猫の体に負担をかけず、スムーズに栄養素を消化・吸収させるには、凹凸のあるフードボウルで与えたり、小分けにして与えたりして、少しずつ食べてくれるような工夫をしてみましょう。

水飲み場を増やす

ブリティッシュショートヘアのハニちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
食事のスムーズな消化のためには、十分な水分補給も欠かせません。そこで、水飲み場を複数用意して、猫がいつでも水を飲めるような環境をつくりましょう。なお、水飲み場の設置場所は、愛猫のふだんの行動範囲より広めにするのがおすすめ。猫の移動量が増えるので、運動量アップにもつながります。
健康な筋肉は猫の体を強くします。日々の食事から、愛猫の健康な筋肉づくりをサポートしてあげられるとよいですね。
お話を伺った先生/山本宗伸先生(猫専門病院 Tokyo Cat Specialists 院長)
参考/「ねこのきもち」2021年11月号『運動&食事 小さな積み重ねが筋肉をつくる ねこの足腰を、鍛えよう!』
文/長谷部サチ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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