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「猫の歯磨き」2ステップ!ますは歯に触ることから始めよう!

猫に歯磨きって必要?

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当たり前ですが、野生の動物が食後にシャカシャカ歯磨きをしている姿は見たことがありませんよね。猫もかつては野生の動物でした。そこで「そもそも猫に歯磨きは必要なのかしら?」と、思っている飼い主さんは案外多そうですね。

結果からお伝えすると「猫に歯磨きは必要」です。猫の口の中は虫歯になりにくい性質であるものの、口腔内細菌が原因の病気にかかりやすいそう。とはいえ、いきなり猫に「歯磨きをしろ」といってブラシを渡しても、歯磨きをしてくれるはずがありません。そこで飼い主さんの出番です!

ステップ1:歯にタッチ

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歯磨きをスムーズに行うためには、口周りや歯を触られることに慣れてもらわなければなりません。まずは奥歯にタッチすることを目標に、ちょっとしたスキンシップから始めましょう。

1. 猫が喜ぶところをなでながら、その延長で口周りを軽く触ります。大丈夫そうなら、両手で猫の口角からホホにかけて優しくもんでみましょう。

2. 口角を優しく引っ張りあげます。正面から猫を見たとき、奥歯が見える笑顔になっていればOK。

3. 片手をあごの下に添え、反対の手の人差し指で、上唇を軽く持ち上げながら前歯を軽くタッチします。うまくいったら上唇をしっかり持ち上げ、あご下に添えていた手の人差し指で奥歯を触ってみましょう。

※猫が嫌がった時点ですぐに手を離すことが重要です。無理に続けると信頼関係にヒビが入ってしまうかもしれませんので、注意しましょう。

ステップ2:いよいよ歯磨き!

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用意する物

・ペット用の歯ブラシ
・ペット用の歯磨きペースト
・水とペーストを入れる容器


※乾いた歯ブラシは猫が痛がり、嫌がる原因になります。下準備として歯ブラシは水で濡らし、ペーストを付けておきましょう。

猫を膝にのせてリラックス

猫を膝の上に乗せ、リラックスさせましょう。猫の体を後方から包み込むように抱えると、安定した姿勢で歯磨きができます。

1. 口の奥にある他の歯より大きな臼歯には、歯垢が付きやすいので入念に!歯ブラシを持っていないほうの手で猫の口角を引っ張り上げてから、歯ブラシを45度に傾けて歯に当てます。左右に小刻みにブラシを動かし、1本ずつ磨きましょう。

2. 尖っている犬歯と、前に上下4本ずつ並ぶ小さな切歯を磨きます。上唇を持ち上げて左右に小刻みにブラシを動かしながら磨いていきましょう。長い犬歯は縦方向にもブラシを動かしてください。

難しければ歯磨きシートを

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なかには歯ブラシを受け入れてくれるのに時間がかかる猫もいるでしょう。もし歯にタッチできるのであれば、ペット用の歯磨きシートを使うのも一つの方法です。しかし、歯ブラシほどは歯垢を落とす効果は望めないので、慣れてきたら歯ブラシに挑戦しましょう。
できれば毎日歯磨きしたいところですが、猫にも機嫌の良いときと悪いときがあります。もし無理に続けようとすると、飼い主さんとの距離ができてしまうかもしれません。「できるときに、できるだけ」と気楽な気持ちで実践しましょう。
参考/「ねこのきもち」2018年2月号『ハッピーお手入れBOOK』(監修:フジタ動物病院院長 獣医学博士 藤田圭一先生)
文/HONTAKA
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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