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大変な猫連れの引っ越し…猫を新生活に慣れさせる工夫がすごい!リアル体験談②

新生活慣れさせアイデア①引越し

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猫は本来、自分の縄張りなどの慣れ親しんだ環境に安心感を得る動物です。そんな猫たちが最も苦手とするのが「引越し」。人にとっても猫にとっても一大イベントである引越しを乗り切るためのコツをご紹介します。

猫タワーのレイアウトを以前と同じ状態にした~東京都Rさんの場合~

引っ越す以前は3階に住んでおり、現在は高層マンションの20数階に住んでいるという東京都在住のRさん。引越しを行ったことで部屋の雰囲気はがらりと変わってしまったそうですが、猫タワーのレイアウトは以前と変えずに、ソファーの隣に設置しています。

猫たちを新しい環境に一日でも早く慣れさせるためには、猫が安心できる居場所のレイアウトを極力変えないのが鉄則。引越しの際は、家具の配置などの変化を最小限に抑えるのが好ましいです。

人よりも猫優先!最初に猫グッズを設置~埼玉県Yさんの場合~

埼玉県在住のYさんご一家で飼われている猫たちは、かれこれ3回の引越しを経験。初めて引越しをした際は猫が3日もご飯を食べないほど警戒してしまい、大変だったそうです。

そんな経験をしてからというものの、Yさんは人よりも猫を優先するようになったといいます。具体的な方法は猫愛用のグッズを新居に設置し、猫たちのニオイを部屋中に充満させること。すると以前よりも早く猫たちが安心できるようになったのです。

猫グッズの設置は早ければ早いほど効果的。できるだけたくさんのグッズを活用するのがポイントです。

新生活慣れさせアイデア②新しい猫の迎え入れ

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縄張り意識の強い猫たちにとって、知らない猫がテリトリーに入ってくるのはストレスの元凶。新しい猫を迎え入れる際は、飼い猫と初めて対面させるタイミングが大切です。

まずはボス猫と子猫を仲良くさせる~神奈川県Yさんの場合~

3匹の猫が暮らすYさん宅に保護猫がやって来たのは、春頃のことでした。3匹が一斉に新入り猫と仲良くなるのは難しいため、まずはボス猫と新入り猫を対面させたのだそう。一緒にご飯を食べたりさまざまな時間を共有したりするうちに2匹はとっても仲良くなり、今では一緒にお昼寝をすることもあるのだとか。

新しい猫を迎え入れた際は、とにかく時間をかけてゆっくりと慣れさせることが大切です。特に高齢の猫は若い猫よりも新しい環境に適応する能力が低いため、さらに時間をかけて慣れさせてあげるのが賢明でしょう。

ほかにもこんな慣れさせアイデアが

新しい猫を迎え入れるとき、先住猫たちに一日でも早く慣れてもらうためには先住猫が落ち着ける場所、隠れられる場所をつくるのもおすすめです。また食事や遊び、スキンシップなど、何をするにも先住猫を優先してあげるのも効果的。新しい猫に対する不満が緩和され、慣れやすくなります。

新生活慣れさせアイデア③家族構成の変化

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続いては、人の家族構成の変化に対する、慣れさせアイデアをピックアップ。出産や結婚などで家族が増えたとき、猫と家族が仲良く暮らしていくために飼い主さんができることとは?

赤ちゃんのニオイがついたタオルを猫に嗅がせる~出産の場合~

富山県在住のNさんのお宅には、臆病な性格の愛猫が一匹と、男の子の赤ちゃんが一人います。愛猫が赤ちゃんを怖がらないよう、出産後退院するまでの期間は赤ちゃんのニオイがついたタオルを家に持ち帰ってもらっていたのだとか。その甲斐もあって、現在では赤ちゃんにもたれるように熟睡する猫の姿がたびたび見られるようになったといいます。

特殊なニオイがする赤ちゃんは猫にとって恐怖の対象となってしまいがち。事前にニオイをかがせて慣れさせることで、スムーズに仲良くなることができたのでしょう。とはいえ赤ちゃんと愛猫が一緒にいるときは、万が一のことを考えて必ず飼い主さんが見守るようにしてくださいね。

猫の警戒が解けるまでは夫を近寄らせないようにした~結婚の場合~

結婚などで同居人が増えるときは、猫のペースを尊重したお付き合いをするのが好ましいです。北海道在住のAさんには、6才になる愛猫がいます。Aさんが夫と結婚したのは今から4年前。愛猫が2才のときでした。

猫と仲良くなりたいなと思ったときに突然距離を縮めるのは、警戒心をあおり逆効果となってしまいます。そこでAさんは愛猫が自ら夫に近づいていくのをそうっと待ちました。

近づいてきたら納得するまでニオイを嗅がせてあげるようにしたところ、現在では二人ともすっかり仲良しに。焦らずじっくりと距離を縮めたことがよかったのですね。

新生活には飼い主さんの気づかいが必須

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環境の変化によって愛猫が緊張状態に陥ったとき、そのまま放っておくと過度なストレスによって体調を崩してしまうことがあります。そうならないためにも、新生活によって環境が変わるときは、愛猫の気持ちになって考えてあげることが何よりも大切。飼い主さんの小さな気づかいで、新しい環境にスムーズに慣れさせてあげたいですね。
出典/「ねこのきもち」2017年4月号『猫の新生活 わが家の場合。』(監修:帝京科学大学生命環境学部アニマルサイエンス学科准教授 加隈良枝 先生)
文/子狸ぼん
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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