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水飲み下手な猫、多頭飼い…【タイプ別】猫ちゃんの水分摂取アップ術を教えます

気温の上昇に合わせて、飲水量も増えてきます。
これからの時期、猫の水分補給対策をしっかいとっていきたいところ。
タイプ別の水分摂取アップ術をご紹介します。

【水飲み下手な猫】自動給水器やウエットフードで水分量アップ

肉食の猫は、肉に含まれる塩分を多くとりがちなので、のどが渇きやすく、飲み水はとても大切です。でも、水へのこだわりが強過ぎる猫ちゃんの場合、あまり水を飲まず、脱水症状になったり泌尿器の病気になることも。

猫ちゃんが水のニオイをしつこくかぐ猫ちゃんなら、水の汚れやカルキ臭が気になるのかも。水が循環し、フィルターで不純物をろ過する自動給水器を試してみましょう。

飲む量や回数がもともと少ない猫ちゃんなら、食事をウエットフードに替えてみるのも手です。ウエットフードは約80%が水分なので、食事で水分補給できるわけです。

そのほか、何カ所かに水飲み場を作る、猫ちゃんの動線に飲み水を置くなども効果的。ちなみにわが家の猫は、人肌くらいのお湯が大好き。水飲み場にお湯を用意したり、お風呂に遊びに来た時にはお湯をすくって飲ませたりしています。

【多頭飼い・留守がち】水飲み場を複数用意してお水を確保

多頭飼いの場合、どの猫がどれくらい水を飲んでいるか、チェックが難しいですね。さらに、ほかの猫のニオイがついた水を飲むのを嫌がる猫ちゃんもいます。

飼っている猫の数かそれ以上の飲み水を用意し、なるべく場所を離しましょう。特に、猫同士の相性が微妙な場合、苦手な猫ちゃんがそばにいると、水飲みを我慢してしまう子も。器の距離を離し、水をいろいろな場所に複数用意すると、猫ちゃんがストレスなく水が飲めるでしょう。

また、飼い主さんが留守がちなおうちは、猫ちゃんの飲み水がきれてしまうことに注意。大きめの器にたっぷり用意してあげましょう。留守中、猫ちゃんが器をひっくり返してしまわないよう、重く安定感のある器にする、器の下に滑り止めシートを敷く、水飲み場を複数用意するなどの工夫を。



出典元/「ねこのきもち」2017年4月号『猫と水のお密なカンケイ』
監修/今泉忠明先生(哺乳動物学者。「ねこの博物館」館長、日本動物科学研究所所長)
文/ヤマモト トモミ
※写真の一部はアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」にご投稿いただいたものです。
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