1. トップ
  2. 猫と暮らす
  3. 猫がかかりやすい「慢性腎不全」とは?ステージ別の症状と主な治療法

猫がかかりやすい「慢性腎不全」とは?ステージ別の症状と主な治療法

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

猫は特に「慢性腎不全」に注意しよう!

まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリ

慢性腎不全は猫における死亡率が高く、飼い主さんが気を付けたい病気の一つです。さらに慢性腎不全には明確な予防法がないため、まずは慢性腎不全の症状や治療方法などについて理解し、早期発見に努めることが肝心です。それでは、慢性腎不全の症状をステージ別に見ていきましょう!

ステージ別「慢性腎不全」の主な症状

まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリ

慢性腎不全は、腎臓の機能障害のレベルによって、4つのステージに分けられています。

「慢性腎不全」ステージ1

この段階では症状はほとんどなく、「慢性腎障害」と呼ばれることもある時期です。ただし、腎臓に病変は存在していることは確かで、タンパク尿が見られることもあります。

「慢性腎不全」ステージ2

ステージ2になると、軽度の窒素血症と尿濃縮能の低下がみられ、多尿の症状が現れはじめます。さらに脱水や外傷、手術などで慢性腎不全へと移行すると、尿毒症の症状が見受けられるようになります。

「慢性腎不全」ステージ3

軽度~中程度の窒素血症や、多尿などの尿濃縮機能低下、貧血、体重減少などの症状が現れます。ステージ3の段階で、すでに腎臓組織の75%以上は障害されていると考えられています。

「慢性腎不全」ステージ4

尿毒症、あるいは腎不全の末期と言われる時期で、一刻を争います。この頃には、食欲不振、ぐったりして元気がない、重度の貧血などの症状が見られます。ステージ4ともなると、腎臓組織は90~95%以上障害されていると考えられており、死亡率は高くなります。

慢性腎不全は、進行すると命を落とす危険性もあることがわかりました。それでは、慢性腎不全になると、どのような治療が行われるのでしょうか?

「慢性腎不全」の主な治療法とは?

まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリ

慢性腎不全の主な治療法は、水和状態(体内の水分量)の管理と食事療法です。

水和状態の管理

慢性腎不全では尿を濃縮する機能が低下するため、多飲多尿の症状が現れます。そのため脱水状態になりやすく、皮下補液を含む輸液療法によって、水和状態の管理を行うことがあります。また、ステージ3~4以外では、経口摂取する水分を増やすことも重要と考えられています。

食事療法

食事療法は、主に高リン血症のコントロールをする目的で行われます。この食事療法は、ステージ2から開始することが推奨されているため、早い段階から食事療法を開始すると、低リン血症や高カルシウム血症を引き起こす危険性もあります。

もしリン制限食で血しょうリン濃度を抑制できない場合は、積極的にリン吸着剤を使うケースも生じます。さらにステージ3以上になると、尿毒症の軽減のため、腎臓病療法食でたんぱく制限も行うことがあります。

定期検診を受けて「慢性腎不全」の予防につなげよう!

まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリ

慢性腎不全は、急激に症状が悪くなるのではなく、徐々に症状が進行する病気です。そのため、1年に1~2回の血液検査や、画像診断を含む健康診断を受けることが早期発見につながります。

猫がかかりやすい慢性腎不全ですが、早期発見して、適切な治療を開始することで延命にもつながります。積極的に定期健診を受けさせるようにしてくださいね。

出典/ねこのきもち WEB MAGAZINE『猫がかかりやすい腎不全のまとめ~原因、症状、診断、治療法』(監修:ねこのきもち相談室獣医師)

文/hasebe
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。

猫と暮らす

更新

関連するキーワード 一覧

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

人気テーマ

あわせて読みたい!
「猫と暮らす」の新着記事

新着記事をもっと見る