猫と暮らす
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【調査】愛猫の「健康診断」を定期的に受けている飼い主は約半数 受ける頻度、メリットを獣医師が解説
【調査】「愛猫の健康診断を定期的に受けている」と答えた人は約半数!
【体験談】健康診断を受けて「よかった」と思うことは?
健康診断のおかげで病気を早期発見できた
- 「健康診断の胸部エコーで心筋症の疑いがあり、今後は経過観察をしていくことになりました。症状がまだ何もないので、早めに気づけてよかったと思います」
- 「非常に元気で何の症状もなかったので問題ないと思っていたら、尿検査でストルバイトが見つかった。健康診断を受けていなかったら悪化して症状が出てくるまで気づかなかったかもしれません」
- 「触診の際、しこりが見つかり早々に手術ができた。腎臓の機能が低下して、今までの餌をやめて療法食にしたことで現状維持できている」
- 「健診の尿検査で、血液が少量混ざっていることから、レントゲンを撮った時に、左の腎臓に異常が見つかり…かかりつけの先生の勧めもあり、大学病院の医療センターで詳しく調べた結果、生まれつきの先天性であることが分かりました。このままでは感染症を起こすリスクがあることから、断腸の思いで摘出手術を決断…3月で手術をして1年が経ちます。手術前と変わらず元気に過ごしています。4月で3才になり、まだ若いので、残っている片方の腎臓の数値を3カ月おきに調べています。健診をしていなかったら、腎臓の異常は見つからなかったので、健診の大切さを実感しています」
- 「膀胱炎が見つかったこと。早期発見が大事と実感しました。2匹飼っている1匹が10才になるので、長生きのためにも大切」
- 「初めてのお誕生日にネコドックを受けましたが、平均より腎臓が小さいことがわかり、腎臓病のリスクが高いことから、フードや定期検診などを見直し、先回りして予防に努められているのでよかったです」
- 「保護猫(8~10才)を昨年夏から飼っていますが、腎臓が弱っていることがわかったので、食事に気をつけています。健康診断を受けなければわからなかったことなので、定期的に受けることは必要だと感じています」
- 「先代猫の心臓疾患が見つかった。定期的に受けることで進行具合がわかり対処しやすい」
- 「元気そうに見えていたので、健康だと思っていました。1才検診の尿検査で結晶が見つかり、一時石にまで移行してしまったこともありましたが、療法食やサプリメントで対応でき、その後8カ月たった現在は石もなくなり、数値も標準になりました。おかげで早期発見もでき、多頭飼いのほかの猫の餌も気をつけるようになりました」
気をつけるべきことがわかり、安心感につながる
- 「体重が少し減っていたので何か病気なのかと心配していましたが、健康診断をし、特に問題がなかったので安心できました」
- 「今後のフードの与え方や気をつけなければいけないことがわかる」
- 「お医者さんから猫の健康に気をつける点など、普段なかなか聞けないことを聞けたのでよかった」
- 「健康状態が数値で把握できる。数値がすべてではないが、目安になる。年1回のにゃんドック」
- 「脱水傾向かどうかわかったり、普段から気をつける内容が見つかるから」
- 「健康診断を受ける病院をかかりつけの動物病院にすると決めたので、もしものときに頼れる病院があることが、飼い主側の安心感になる。カルテが残るので、素人では気づかない変化も指摘してくれる」
- 「高齢猫なので、悪くなって診察に行くより安心だから」
- 「猫を飼うのは初めてで、どの程度なら問題ないのか、もしくはどの程度なら要注意なのかわからなかったので、一通りチェックしてもらって安心した」
- 「獣医師さんから、若い健康なときのデータがあると今後のデータと比較しやすいと言われ、受けました。愛猫が健康ということがわかって安心できました」
いろいろなアドバイスをもらえて助かる
- 「よく吐くのが心配だったが、吐きグセのあるコだとわかり、ごはんの回数を細かくするようにアドバイスをもらって、少しよくなったこと」
- 「食事の量、体重管理のこと、その他の心配事もきちんとアドバイスくれるので。大切な猫ちゃんの体調管理にもなっていいと思う」
- 「食欲不振で病院へ行った際に、通常時の体重や食餌量をわかってもらっていることで、適切なアドバイスをいただくことができました」
- 「少し減量が必要とアドバイスしてもらったり、家では嫌がる爪切りを獣医さんにやってもらったり、全体を見て触診してもらうのが一番安心で確実だと思った」
- 「獣医師さんからの適切なアドバイスで、猫ちゃんとの生活が快適になったことがたくさんあるから」
猫は言葉を話せないから…
- 「やはり年々いろいろな病気が出てくると思います。辛くても言葉で言えない分、健康診断を受けることで早期発見ができたら治療も早くでき、治るのも早いと思うのです」
- 「猫は病気を隠すのが得意なので、何かあったら怖いので受けます」
- 「元気にふるまっていても、猫は不調を隠すと知ったから」
あとで飼い主さんが後悔しないためにも
- 「前に飼っていた猫は腎臓が悪かったのですが、彼女が15才くらいになるまで健康診断をしていなかったために気づくのが遅くなりました。だから、今飼っている猫には毎年受けるようにしています」
- 「ワクチンと同時に受けている健康診断で、食欲は変わらずあったが、体重が減ってるのと一般的な採血結果でFIPが疑われ、精査したらドライタイプのFIPと確定した。インターフェロンは導入したが、有効な薬もなかったので対症療法となった。できる限りそばにいて受け入れも徐々にでき、最期は看取ってあげることができた。1才9カ月で虹の橋に旅立ってしまったので、若いから病気には縁がないなんて考えず、定期的に健診を受けることが早期発見につながると思った」
- 「以前、原因不明の病気で愛猫を亡くしているので、『異常ないです』という結果を知ると安心すること。そして今後気をつけてあげる項目など教えてくれるので、早期発見や予防など、愛猫の現在の健康状態を知るためにも絶対受けるべきです」
- 「いつの間にか腎臓病が進んでいた。定期的に受けていたら? たらればですが。今のコも、もう少し人馴れしたら定期的に行きたいと思います」
【獣医師解説】猫の健康診断を受けるメリット、受ける頻度は?
「年齢や病歴、基礎疾患にもよりますが、猫の健康診断の内容というのは『身体検査』『腹部・胸部レントゲン』『尿・便検査』『血液検査』『腹部エコー検査』の組み合わせが一般的かと思います。
・健康な状態のデータが得られる(体調不良の際に比較できる)
・飼い主さんが特に注意して見ていく点を知ることができる
・体の状態にあった食事のアドバイスを受けられる
健康診断を受ける頻度としては、7才までは年に1回、7才以上で半年に1回の受診が推奨されています。愛猫のためにも定期的な受診を心がけ、病気の早期発見に努めるようにしましょう」
『ねこのきもちWEB MAGAZINEアンケート 猫の健康診断に関するアンケートvol.01』
※写真はアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」にご投稿いただいたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/雨宮カイ
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