「まさか?」が起こるのが留守番中! 猫の誤食・閉じ込め防止対策
猫ちゃんだけで長時間留守番をさせるのは、「さみしがっていないかな?」「猫同士、ケンカしていないかな?」と飼い主さんは心配になりますよね。実は猫ちゃん、お留守番中はほとんど寝てばかりだそうです。そんな猫ちゃんが安心安全に過ごせるよう、飼い主さんは余裕をもって事前準備をしましょう。
まずは、愛猫が誤食やケガをしないよう留守中の「事故防止対策」。
1.部屋のドアにドアストッパー
猫が行き来できる部屋を決めて、そのドアはストッパーで固定しましょう。猫がひとつの部屋に閉じ込められたり、ドアに体がはさまれる心配がなくなります。
2.人の食べ物・猫用おもちゃは隠す
誤食を防ぐため、人の食べ物や猫用おもちゃは、棚の中など猫の手が届かないところに隠しましょう。猫ちゃんが棚の扉を開けてしまう場合は、市販の「開き戸ロック」を付ければさらに安心です。
快適リラックスが第一! フードやお水、トイレの「もうひと工夫」
飼い主さんが留守中、寝てばかりの猫ちゃんには、よりリラックス&快適に過ごしてほしいもの。次の4つの準備で、猫ちゃんも気持ち良く留守番タイムが楽しめるでしょう。
1.布や猫ベッドを複数用意
昼間はポカポカ日の当たる窓辺、夜はぬくぬくとしたソファの上と、時間帯によって猫の“居心地良い場所”は変化します。長時間留守にする場合は、時間帯によって過ごす場所が選べるよう、布や猫ベッドを複数カ所に置いておきましょう。
2.水飲み場を複数用意
気が向いた時に愛猫がいつでも水が飲めるよう、水飲み場を複数用意しておきます。いつもの場所に加え、廊下などの通り道に置くといいでしょう。間違って猫が器をひっくり返しても、複数あれば安心ですね。
3.フードは1.5食分
長時間の留守番となる場合、ごはんを一気食べしない猫ちゃんなら1.5食分のフードを用意しましょう。ただし、増やした分は次のごはんの量で調整し、1日の摂取量は変えずに。一気食べしてしまう猫ちゃんには、自動フード供給器を活用しましょう。
4.いつものトイレ+1個を準備
きれい好きの猫ちゃんは、汚れたトイレだと排泄を我慢してしまうことも。飼い主さんがトイレを長時間きれいにできない留守中は、いつものトイレの数+1個を用意しておくと安心です。
非日常が刺激的! いつもと違う刺激で「退屈解消」
飼い主さんが長い時間いないと、猫ちゃんも刺激が少なく退屈に。留守中に愛猫を飽きさせないために、次の2つの工夫を取り入れてみては?
1.ひとり遊びができるおもちゃをプラス
あまりに退屈な時間が続くと、イタズラをしてみたり、同居猫とケンカになったりする猫ちゃん。安全にひとり遊びができるおもちゃ、例えば、遊びながらフードが食べられる知育おもちゃなどを用意してみては? 爪とぎの数を増やすのもストレス解消にいいでしょう。
2.高所に猫ベッド
猫ちゃんが自然と上下運動をしたくなるよう、家具の上に猫ベッドを置いたり、キャットタワーの一番上にお気に入りの布を置くなど、高所にリラックススペースを作りましょう。その際、猫ちゃんの通り道に危険なものがないかどうかも要確認。
猫ちゃんの安心なお留守番のために、さっそく取り入れてみてくださいね。
参照/「ねこのきもち」2018年4月号『猫の留守番ビフォーアフターにすること』
監修/徳留史子先生(小動物診療所獣医師)
文/ヤマモト トモミ
※写真はアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」にご投稿いただいたものです。