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ちょっと待って!それって本当?勘違いしやすい猫のホントの気持ち

猫が気分屋と言われるワケ

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哺乳動物学者の先生によると、家猫には「飼い猫」「野生猫」「親猫」「子猫」「恋人」「きょうだい」の大きく6つの気分があると言われており、コロコロとスイッチを入れ替えたように変化します。猫は変化にとても敏感なため、音やニオイなどちょっとしたきっかけで気分のスイッチが切り替わるのです。ちなみに「飼い猫」なら「野生猫」など、相反する気分に切り替わりやすいのだそう。

ありがちな勘違いシーン4選

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①『ストレスがたまっているのかな?!』

のんびりと家猫モードでくつろいでいたのに、突然スイッチが入ったかのように猛スピードで走り出すことがあります。「特に物音がしたわけでもないのにどうしたの?ひょっとしてストレス?」と心配になってしまう飼い主さんもいることでしょう。この場合、猫の聴覚はとても優れているため、人間には聞こえない音に反応して野生猫スイッチが入ったと思われます。

②『何か気に障ることしちゃったかな?!』

そばによってきてゴロンと転がりくつろぐ愛猫。ブラッシングをしてあげたりナデナデしたり、しあわせな時間♡と思ったら、突然ガブッと噛まれてビックリ!「何で?」とちょっとショックを受けてしまいますが、これにも理由が。

猫には「愛撫誘発性攻撃行動」という習性があり、長時間なでられるのが苦手なんです。飼い主さんの近くで寝るときは子猫気分ですが、なでられ続けるとイライラして野生スイッチが入り、思わず噛み付いてしまうのでしょう。

③『反省しているのかな?』

いたずらした猫を叱ると、そっと目をつぶることがありますよね。実はこれ行動、反省しているわけではないのです。猫は怒られたり驚いたり、嫌なことがあったりすると、気分を落ち着かせるための「転位行動」をします。目をつぶる以外にも、あくびや爪とぎ、伸びや毛づくろいなどをすることもあるでしょう。

④『どっちなの?!』

室内飼いの猫も、やはり外の世界には興味津々。愛猫が外に出たいとアピールするので、抱っこやリードをつけた状態で出してあげると、喜ぶどころか怒ったように鳴き出すことがあります。これは怒っているのではなく、怖がっている気持ちが強いのだそう。

子猫は恐怖を感じると、怒ったような鳴き方をしがち。外に出たがったものの実際に出たら怖くなって、子猫気分で飼い主さんに不安な気持ちを伝えているのだと考えられます。

まだあった!気分がすぐ変わる理由

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家猫はだいたい、1〜2秒で気分が変わります。そうしてすぐに気分を変えることで、気持ちが停滞せずにストレス発散に繋がるそう。というのもm猫は狩りをする動物ですが、野生時代の狩りの成功率はなんと1割以下。狩りに失敗するたびに落ち込んでいたら、とても生きていけませんよね。猫が気分屋と言われるのは、進化の過程で培った生き抜く知恵だったのですね!
気分屋でツンデレな猫の性質にそれぞれ理由があったとは意外でしたね。彼らの行動の意味を推し量ることで、猫のホントの気持ちをもっと理解してあげられるといいですね!
出典/「ねこのきもち」2017年2月号『愛猫の気分スイッチみーつけた!』(監修:哺乳動物学者 今泉忠明先生)
文/Richa
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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