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東南アジア在住の猫飼いさんに習う!雨の時期はどうやって乗り切る?

日本の梅雨と同じように熱帯の国々でも、一定期間に雨が降る「雨季」というものがあります。今回は、東南アジアの国に住んでいる方が、雨の時期に猫のためにしている暮らしの工夫をお届け。さらに、農学博士・川上裕司先生による解説も合わせてご紹介します。

シンガポール在住・Mさん宅の場合

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シンガポールの気候は?

シンガポールは11〜2月にかけて雨季に入ります。2日に1回のペースで雨が降り、30分くらいで止むことが多いのだそう。雨が多くなるため涼しくはなりますが、それでも平均気温は26〜27℃くらいで、湿度も高く目盛りが80%を示すこともあります。

雨の時期に猫のためにしている工夫

シンガポールは年中気温が高いため、部屋の床はタイル敷きがほとんどです。外国製の大きな除湿器を1日中稼働させて、ニオイ予防のために敷居で囲まれたタイプの猫トイレを置いています。さらにフードは小分けにして与え、食器を毎回洗うようにしているのだそう。

川上先生の解説

猫が一度口をつけたフードは唾液が付いているため、細菌が繁殖しやすい状態になっています。しかしフードを小分けにすることで、食中毒を防ぐ効果が期待できるでしょう。雨の時期は水も腐りやすいため、1日数回取り替えてあげると安心です。

インドネシア在住・Mさん宅の場合

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インドネシアの気候は?

インドネシアの雨季は、11〜4月頃にやってきます。雨季には、1日に数回スコールによる土砂降りのような雨が降ったり、1日中降り続いたりすることもあります。平均気温は28℃前後で、湿度は70〜90%とかなり高いといえます。

雨の時期に猫のためにしている工夫

部屋は天井が高く、湿気がたまりにくい構造となっています。猫の通り道には、水飲みボウルを複数用意。おしり周りの毛はカットし、週に1回ブラッシングして毛が絡まるのを防いでいます。

川上先生の解説

ダニは毛についたフケやアカをエサにします。ブラッシングによって余分な毛を取り除くことは、ダニの発生の予防にもなります。また、おしり周りの毛には細菌が繁殖しやすいため、短めにカットしておくのが正解です。

タイ在住・Yさん宅の場合

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タイの気候は?

タイの雨季は6〜10月頃で、平均気温が30℃前後となり、1日に数回雷を伴う激しいスコールが降ります。9〜10月には雨の量が増えて、道路が冠水することも。雨の日は少しひんやりとしますが、雨の合間には真夏日のような日があり、激しい日差しが照りつけます。

雨の時期に猫のためにしている工夫

雨季はトイレの砂を換える回数を増やし、天気のいい日は窓を思いっきり開けて換気をしています。おもちゃも布製品ではなく、すぐに捨てられるレジ袋でボール遊びをさせています。

※もしレジ袋で遊ばせる際は、誤食防止のために猫から目を離さないようにしてください。

川上先生の解説

布のおもちゃは湿気を吸収し、毛やホコリも付きやすいため、こまめな洗濯が必要となります。しかし、レジ袋は汚れがつきにくい上にすぐに捨てることもできるので、清潔でいいですね。
雨のシーズンは湿度が高いため、ちょっとした工夫が必要になります。国外の雨季の過ごし方も参考にして、ジメジメとした季節を愛猫と一緒に乗り切りましょう!
参考/「ねこのきもち」2017年6月号『3つの特徴的な天気タイプ別梅雨対策』(監修:エフシージー総合研究所 暮らしの科学部部長 IPM研究室室長 農学博士 川上裕司先生)
文/AzusaS
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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