湿気が多くなるこれからの季節、猫ちゃんの食器やフードの衛生管理はバッチリですか?猫ちゃんが毎日口にするものだから、できる限り清潔な状態を心がけてあげたいですよね。では、どんなお手入れをすれば安心なのか、おさらいしてみましょう。
なぜ?湿気が衛生的によくない理由
湿気が多い季節は、細菌やカビが繁殖しやすくなります。猫ちゃんの食器やフードも、湿気が多い季節の管理には、特に注意してあげましょう。猫ちゃんの食器には、フードの油だけでなく、猫ちゃんの唾液が付着します。すると、時間の経過とともに細菌が繁殖して、不衛生な環境になってしまいます。
また、食器に傷がついていると細菌が入り込んでしまい、通常の洗浄では落としきれないことがあります。たくさん傷があると細菌やカビが繁殖しやすくなるので、食器が古くなってあまりにも傷が多い場合は、新しいものを用意してあげましょう。
いつもの洗浄プラス消毒乾燥でキレイを保つ!
猫ちゃんの食器は、毎食後洗ってあげるのが理想的。食器洗い用の中性洗剤をしっかり泡立てて、猫ちゃん用のスポンジで食器をしっかりと洗ってください。猫ちゃんと飼い主さんの食器洗いスポンジは分けておきましょうね。
汚れや油分をしっかり洗い流したら、猫ちゃんの食器用ふきんやペーパータオルですぐに水分をオフ!湿気の多くなる季節は、ここからさらにもうひと手間加えてあげると、より安心です。
エタノールで消毒
週に何回か、エタノールでシュシュッと消毒してあげると清潔ですね!洗って乾かした食器の表と裏にしっかりと吹きかけて、乾燥させましょう。
熱湯消毒もおすすめ
耐熱容器に熱湯を入れて食器をつけ、熱湯消毒してあげるのもおすすめです。10分ほどを目安に引き上げ、しっかりと水分を拭き取ってくださいね。熱湯消毒中は、飼い主さんや猫ちゃんのやけどに気をつけましょう。
フードは鮮度を保つことがポイント!
湿気の多い季節は、フードの大袋や常温で置いた水にも注意してください。フードを開封している場合、1回量を密封できる容器や袋に分けて冷蔵保存しましょう。与えるときも、なるべく食べきれる量を。食べ残してしまっても、もったいないからと新しいフードを継ぎ足すのではなく、古いフードを処分して清潔な食器で提供しましょう!
留守にする時間が長いときは、帰宅後に古いフードや水を回収して、新鮮なものと交換します。できるだけ、時間が経ったフードや水がその場に残らないよう工夫をしてあげると、猫ちゃんにとって優しい環境になりますね。
湿度や気温の上昇はどうしても避けられないもの。変化する環境と、上手に付き合っていきたいですね。清潔第一、猫ちゃんの健康を守ってあげましょう。
参考/「ねこのきもち」2018年6月号『梅雨どきの「湿気」を打ちのめせ!猫もグッズもベタサラ革命』(監修:アニマル・ケアサロンFLORA院長 中桐由貴先生、農学博士 川上裕司先生)
文/riko
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。