夏が近づいてきました。猫は暑さに強い動物だと思われがちですが、現代の室内飼いの猫には注意が必要。夏バテしてしまうこともあるんです。そこで今回は、猫が暑さを感じたら移動できる「猫オアシス」をご紹介します。ご家庭で簡単に作れるので、ぜひ試してみてくださいね♪
タイルと“すのこ”で簡単!リビングにも作れる「お風呂場オアシス」
タイル張りのお風呂場は、猫にとってかっこうの避暑地。見当たらないと思ったらお風呂にいた!なんてことはありませんか?その魅惑のお風呂場のようなスペースが、すのこにタイルを貼るだけで簡単に作れるんです。
①すのこにボンドを塗る
すのこに木工用ボンドを塗ります。このとき、タイルを貼る位置にえんぴつで印を付けておくと、よりスムーズに作れますよ。
②すのこにタイルを貼る
ボンドが乾かないうちにタイルをすべて貼り、乾燥させて完成!タイルの色を2種類用意すると、キレイな仕上がりになります。
天然ひんやりが嬉しい!「ステンレストレーの丘」
夏になると、金属特有のひんやり感を求めて、キッチンシンクに登って怒られる猫も多いことでしょう。用意するものはステンレストレー1枚と、台となる桶、そして強力両面テープ(クッション素材の厚みのあるもの)のみ。少ない材料で猫の大好きな「ステンレストレーの丘」が完成します。
①桶の裏に強力両面テープをびっしり貼る
桶を裏返して、強力両面テープを写真のように貼っていきます。
②ステンレストレーを桶に貼る
両面テープのはくり紙を全てはがし、ステンレストレーをのせてしっかり貼り合わせれば完成です!太陽光が当たると熱くなるので、直射日光が当たる場所での使用は避けましょう。
猫の好きな洗面台がパワーアップ!「ひんやりボウル」
陶器などでできた、洗面ボウルの冷たい感触に心奪われる猫も多いようです。そこで最後にご紹介するのが、「ひんやりボウル」。用意するものは、ホーローやガラス製のボウル、アームカバー、フェイスタオル、保冷剤です。冷たいだけでなく、狭いところが好きな猫にとっては居心地の良さも抜群の「猫オアシス」です!
①タオルに保冷剤をのせて巻く
アームカバーより短くなるようにタオルの両端を折り、保冷剤4個を1列に並べたら、手前側からタオルを巻いていきます。同じものをもう1本作りましょう。
②アームカバーの中に入れ、両端を結ぶ
①をそれぞれ1本ずつアームカバーに入れて、2本の両端を固結びでつなぐと輪が完成します。
③ボウルの下にセットする
②をボウルの下にセットして完成!保冷剤を猫が食べてしまうと危険なので、飼い主さんの目が届く範囲で使用すると良いでしょう。
ご紹介した「猫オアシス」は、ホームセンターや100円ショップなどにある材料で簡単に作れるものばかりです。ご自宅にあるものだけでアレンジしながら作ってみるのも良いですね!この夏は「猫オアシス」を作って、夏バテを防ぎながら快適に過ごしてもらいましょう!
参考/「ねこのきもち」2016年7月号『夏バテが引き起こす病気から愛猫を守ろう』(監修:王子ペットクリニック院長 重本仁先生、クラフト作家 くまだまりさん)
文/なかやまゆ