ストレスが引き金に…「膀胱炎」「猫かぜ」など気をつけたい猫の病気5つ
愛猫の様子に異変を感じ、動物病院に連れて行くとき、「なにか重大な病なのでは……」と不安になりますよね。
動物病院では検査をして考えうる病気の原因が見当たらない場合には、「ストレス」による症状と診断されることも。
この記事では、「ストレスが引き金となることがある猫の病気4つ」を解説します。
①膀胱炎
膀胱炎になると、頻尿、血尿などの症状が出ます。最近では、細菌感染や尿石症などの原因よりも、ストレスが一因の「特発性膀胱炎」が多くなっています。
②猫かぜ
猫かぜとは、猫ウイルス性鼻気管支炎のこと。くゃみ、鼻水、食欲不振などの症状が出ます。
ストレスで免疫力が落ち、過去の感染が再発したり、新たにウイルスに感染して発症します。
③胃腸炎
胃腸炎になると、嘔吐、下痢、食欲不振などの症状が出ます。緊張状態で胃腸のはたらきが悪くなるほか、免疫力の低下により、常在菌などに感染して発症します。
④便秘
トイレに行けない(行きたくない)原因があって排便を我慢したために、便秘に。腸内で便が固くなって詰まったり、自力で便を排泄できなくなります。
⑤脱毛症・皮膚炎
ストレスにより同じところをなめ続けたために脱毛したり、皮膚がただれたりします。おもにお腹や太ももなど、猫がなめやすい部位に症状が出ます。
異変を感じたら、なるべく早く動物病院へ!
動物病院では、ストレスの原因や軽減する方法を飼い主さんと一緒に考えます。また、気持ちを落ち着かせる作用のある飲み薬、サプリメント、療法食、フェロモン製剤などを用いて、治療を行うこともあります。
愛猫がストレスによって体に異変が見られる場合は、早めに動物病院に行って診てもらいましょう。
出典/「ねこのきもち」2015年9月号『ベテラン飼い主さんも意外と知らない 愛猫のストレス事典』
文/Honoka
※写真はアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」にご投稿いただいたものです。