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猫が前足をしまう理由は?香箱座りの心理と注意したい変化を獣医師が解説

床やクッションの上で、愛猫が前足を胸の下にしまいこんでちょこんと座っていること、ありませんか? いわゆる「香箱座り」している様子は落ち着いて見えて、リラックスしているのかなと感じますよね。
けれど、同じ座り方でも機嫌や体調で意味が変わるのか気になる飼い主さんも多いはず。

今回は、猫が香箱座りをする理由や、安心して見守るポイントなどについて、ねこのきもち獣医師相談室の原先生に伺いました。

香箱座りは落ち着いているサインのことが多い

ペイ  アメリカンショートヘア香箱座り
ねこ のきもち 投稿 写真 ギャラリー
「香箱座り」とは、前足を体の下に収め、全体を小さくまとめるように座っている姿勢を指します。この姿勢が見られるシチュエーションは、周囲が安全で、しばらくその場で過ごせそうなときが多いと考えられています。寒い時期に体温を保ちたいときや、気持ちを落ち着かせたいときに選ぶ場合もあります。

飼い主さんのそばで香箱座りをしている様子が見られる場合、その場所を安心できる環境と感じている可能性があると考えられます。さらに猫がゆっくり瞬きをする、目を細くするなど、全身の力が抜けた様子なら、リラックス度が高い状態といえそうです。

よくある誤解:香箱座り=いつでもご機嫌、とは限らない

マオ  MIXキジトラ初めての香箱座り
ねこ のきもち 投稿 写真 ギャラリー
かわいい座り方の「香箱座り」、見た瞬間に機嫌がよいと決めつけてしまいがちです。ただ、猫は落ち着いて見えても、周囲を注意深く観察し、緊張していることがあります。たとえば、耳が小刻みに動く、目がしっかり開いている、しっぽがピンと張るなどのサインが出ている場合です。

また、触られるのが苦手な猫は、香箱座り中に急に手を伸ばされると驚くことがあります。リラックスしているように見えても、苦手なことは苦手。猫の気持ちや気分はその場の環境や刺激、また、それらとの距離感で変化します。

心配しなくてよいケースと注意が必要なケース

スカイ  シャム香箱座り
ねこ のきもち 投稿 写真 ギャラリー
心配しなくてよいのは、香箱座りの前後の行動がいつも通りの場合です。歩くペースや、食欲や排泄も普段と変わらないなど、生活の様子が安定しているようならば安心してよいでしょう。

注意が必要なケースは、香箱座りをしたまま動きたがらない、触れなくても怒る、背中を丸めて固まる、呼吸が荒い、食欲が落ちるなど、普段と違う変化が重なるときです。痛みや不調が隠れていることも考えられるため、気になる状態が続く場合は動物病院を受診しましょう。

飼い主さんができる見守り方と距離の縮め方

わさび  スコティッシュフォールド香箱座り
ねこ のきもち 投稿 写真 ギャラリー
香箱座りをしている様子が見られるときは、まずは無理に関わらず、静かに見守ることを意識するとよいでしょう。猫が安心して過ごせるほど、リラックスした姿が増えやすいと考えられています。

①声をかけるなら小さめの声で、近づく速度をゆっくりにする
②触る前に匂いを嗅がせ、嫌がるサインがあればやめる
③定位置がある猫は、そこを邪魔しない環境を整える
④寒い時期は寝床を暖かくし、落ち着ける場所を増やす

落ち着いて見える香箱座りですが、猫それぞれで意味合いが異なることも考えられます。普段の様子と照らし合わせながら、やさしく見守る姿勢を大切にしたいですね。
文/ねこのきもちWeb編集室 監修/いぬ・ねこのきもち獣医師相談室
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
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