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無理に修復しようとするのはNG!関係性が悪い複数飼い猫のお悩みと対策

猫は同居猫のことを一緒に暮らす仲間だと認識していますが、ときと場合によって仲がよかったり、悪かったりすることも。同居猫の存在がストレスになることもあるため、心配ごとがある場合は早めに改善しましょう。

今回は、飼い主さんから寄せられた「関係性が悪い猫に関するお悩み」を4つ取り上げ、獣医師の椎木亜都子先生に対策方法などをアドバイスいただきました。

お悩み1:オスがメスにマウンティング

並んで座る白猫
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
最初にご紹介するのは、こてつくん(オス・7才・アメリカンショートヘアー/のんびり、穏やか)と、りんちゃん(メス・6才・アメリカンショートヘアー/ビビり、ツンデレ)の2匹を複数飼いしている飼い主さんのお悩み。

「去勢・避妊手術済みですが、こてつが、りんを襲います。上にのっかりマウンティング、押し倒されたりんが鳴き叫ぶことも。こてつのお気に入りの場所にりんがいたり、くつろいでいるところにりんが来たりすると気に入らない様子。険悪なときは1匹をケージに引き離します。この年になると、もう仲よくなることは無理ですか?」(N.Nさん)

先生の回答「残念ですが、仲よくなるのは難しいかも……」

この場合のマウンティングは性衝動ではなく、りんちゃんの存在が気に入らなくて、こてつくんが制裁を加えているように思います。

ベッタリ仲よしになるのは難しいので、現状維持のため、ケージを2台に増やして、2匹それぞれの安全地帯を設けるのも一案です。留守番時だけでもそこで過ごさせれば、やがてケージが2匹の安心できる空間になるでしょう。

お悩み2:あるときから母猫が息子猫を拒絶

取っ組み合う黒猫
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
次にご紹介するのは、ラテちゃん(メス・5才/ツンデレ、ビビリ)と、チャイくん(オス・4才/甘えん坊)の親子猫を複数飼いしている飼い主さんのお悩み。

「外猫だったラテが出産、母子で保護されてわが家に迎えました。ずっと仲よしの2匹でしたが、突然ラテがチャイを威嚇するように。きっかけはわかりませんが、体の大きなチャイが獲物を狙うように襲いかかることがあり、ラテが怖がっているのかも……。でも、一緒に暮らしている親子なので、いつか元の関係に戻りますよね?」(M.Kさん)

先生の回答「現在は親子という認識はないでしょう」

たとえ親子であっても関係がこじれるケースはあり、子猫が1才を過ぎたら親子という認識はないかもしれません。チャイくんから獲物のように襲われるのは、ラテちゃんにとってかなりの脅威のはず。

いつか元の仲に戻るとは考えず、ラテちゃんが安心できることを最優先に、2匹の生活空間をわけてもいいでしょう。そのうえで、猫トイレ・寝床・爪とぎ器など、「匹数+1」個以上を満たしているか見直してください。

お悩み3:トイレや場所の取り合いが勃発

場所を取り合う2匹の猫
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
続いて、ふくくん(オス・1才・フォールデックス/甘えん坊、食いしん坊)と、まるちゃん(メス・6才・ブリティッシュショートヘアー/クール、ビビリ)の2匹を複数飼いしている飼い主さんのお悩みをご紹介。

「ふくを迎えた当初から、ふくがまるを追いかけてはシャーされるなど、微妙な仲の2匹。ふくは、まるの愛用品が気になるようで、トイレやお気に入りの場所を乗っ取っています。トイレは各自1個ずつと、共用の計3つを設置していますが、今では共用トイレはふくのものに。このようなことは、まるのストレスになっていますか?」(S.Kさん)

先生の回答「下克上にストレスを感じていそう」

ふくくんはオスのため縄張り意識も高く、下克上を狙っているのかもしれません。愛用品を次々と奪われていき、まるちゃんはストレスを感じているでしょう。

初対面からまるちゃんの拒絶が続いているということは、相性そのものが悪いと考えられます。これ以上、まるちゃんの負担にならないよう、取られた猫グッズと同じものを用意して、別の部屋に設置しましょう。

お悩み4:不仲な2匹の家庭内別居を解消したい

柵の前でくつろぐ茶トラ猫
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
最後にご紹介するのは、薄荷(ミント)くん(オス・3才/甘えん坊)と、茉莉花(マリカ)ちゃん(メス・6才/ビビリ)の2匹を複数飼いする飼い主さんのお悩み。

「3年前に子猫の薄荷を迎え、最初はケージ越しに対面。数日後、もう大丈夫かと思いケージから出すと、薄荷が唸り、茉莉花と激しくケンカとなりました。以来、顔を合わせると茉莉花がシャーシャーいうようになり、1階と2階にわけて生活させています。今後、同じ空間で生活できるようになるには、どうすればいいですか?」(M.Sさん)

先生の回答「このままの別居生活が2匹の幸せです」

相性の悪い猫同士の場合、時間をおいても関係が改善されないことがあります。2匹の関係は顔を合わせるたびに威嚇するほどなので、無理をすると攻撃に転じるおそれがあります。これまで通り1階と2階に分けて生活させましょう。

2匹ともそれぞれの場所でリラックスして過ごせているようなので、今の別居生活を幸せに思っているはずです。
相性の悪い猫同士を仲よくさせるのは難しいもの。無理に関係性を修復しようとは試みず、現状の関係をキープできるよう見守ってあげましょう。
お話を伺った先生/椎木亜都子先生(獣医師)
参考/「ねこのきもち」2026年10月号『同居猫との関係、このままで大丈夫?にアンサー 複数飼い お悩み相談室』
文/宮下早希
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありません。
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