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寝てばかりだし、熟睡しているように見えるけど… 猫の睡眠は浅いという事実

猫の睡眠事情

猫の一日を見ていると、寝てばかりで、その姿は幸せそのものですよね。

実際、睡眠時間は14時間ほどとされ、
一日の3分の2近くを寝て過ごしているといわれています。

こんなに長く寝ているのですから、「寝るのが好きなんだな」と思ってしまいそうですが、
ちょっと待ってください。
猫の睡眠事情はそんな単純なものではないようですよ。

長く寝ているのは、狩り時代の名残

野生時代、狩猟動物だった猫は、
“獲物を捕る”ときのために、寝てエネルギーを蓄えていたそう。
狩りはしなくなった飼い猫も、その名残で長く寝ているのだとか。

「寝るのが好きだから」というだけの理由ではないのです。

熟睡せず、大抵は浅い眠り

猫は長く寝ているといっても、じつは熟睡はできていないそう。
猫の睡眠は、人と同様で、深い眠り「ノンレム睡眠」と
浅い眠り「レム睡眠」を繰り返していますが、
警戒心の強い猫はほとんどが「レム睡眠」なのだとか。

なんと、ぐっすり寝られるのはせいぜい3時間半ほどだそう。
ほら、よく見ると薄目だったり……
寝ていると思ったら、あくびしたり伸びたりも!
寝ている写真を撮ろうとしたら、こんな顔になったりしませんか?

眠りは、浅そうです。

寝る場所もコロコロ変える

熟睡していないことがわかる行動といえば、
寝場所をコロコロ変えることもあげられるかもしれません。
(人のように同じ場所で寝続けている猫はきっといないはず……)

寝ながらも、環境の変化を敏感に察知して、
適温で安全な場所を見つけて寝場所を変えているとか。
カゴの中は安全!?
サイドテーブルの上は快適!?
つまりは、一日のほとんどを寝て過ごしているように見えて、
ほとんどが浅い眠りで、居場所もコロコロ変えているとなると、
人であれば、睡眠不足状態かもしれません。

猫の睡眠事情を知ると、「寝てばかりでいいな」なんて軽々しくいえないですよね。

「本日もおつかれさまです!」と声をかけてもよさそうです(笑)。


※写真の一部は「いぬ・ねこのきもちアプリ」で投稿されたものです。
※記事と一部写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
参考/「ねこのきもち」2018年2月号『猫を解き明かす5つのN』、2017年12月『ざんねんな猫の生態』
文/Betty
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