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【装着画像】プロに聞く!猫にマイクロチップは必要?メリットは?

マイクロチップは、猫が不意の脱走や災害などで行方不明になってしまったときに、飼い主さんとの再会の可能性を高めてくれます。ここでは、装着を検討している飼い主さんのために、その手順や施術の様子について、画像つきで解説します。

猫のマイクロチップ、飼い主さんの本音は?

手は離さないよ
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
「ねこのきもち」読者アンケートによると、愛猫にマイクロチップを装着していない読者のうち、「関心がある」と答えた人の割合は74.5%でした。対して、実際に愛猫に装着している人は読者全体で17%。「関心はあるけど必要性がわからない」というのが本音なのではないでしょうか。

猫のマイクロチップに関心を向けている人の中には、災害などの予期せぬ事態に備えたいという気持ちもあるのかもしれません。そこで、マイクロチップのメリットについて、さまざまな分野のプロにお話を聞いてみました。

プロに聞く!マイクロチップを装着するメリットは?

挟まったにゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー

再会の可能性が高まる

「迷子猫は地域猫の餌場に現れることが多く、マイクロチップを装着していれば再会の可能性が高まります。万が一の場合に殺処分に回されないこともメリットです。」(マイクロチップを保護活動で推進している『ちよだニャンとなる会』 古川尚美さん)

保険料が割引になることも

「保険会社によっては、マイクロチップを装着していると保険料が割引になることがあります。この割引制度の適用件数は、災害のたびに増えています。」(アクサ損害保険株式会社 林まどかさん)

飼い主さんの安心が大きい

「震災後にマイクロチップを装着した際、“これで安心して過ごせる”と飼い主さんが見せた笑顔が印象的でした。装着しておくだけで、飼い主さんの安心はより大きくなるようです。」(獣医師 徳田竜之介先生)

マイクロチップ装着手順やその様子

マイクロチップの大きさ
猫の体内に埋め込むマイクロチップは約12㎜の大きさで、固有の番号が搭載されています。その耐久年数は約30年といわれていて、装着の際の事故や装着による副作用についても、特に事例はないようです。

それでは、気になる実際の装着手順を見ていきましょう。

装着手順①:すでに装着されていないかをチェック

すでに装着されていないか確認を受ける猫
マイクロチップがすでに埋め込まれていないか、情報が読み取れるリーダーをあててチェックします。すでにマイクロチップが入っている場合は、再度埋め込むことはせずに登録内容を確認した上で、書き換えなどの手続きを行います。

装着手順②:注射を打つように埋め込む

マイクロチップを装着される猫
挿入器を猫の首元に刺し、マイクロチップを埋め込みます。ほとんどの場合、麻酔はかけずに行うため、猫は注射のときのようなチクッとした痛みを感じる可能性があります。しかし、施術時間は10~15秒なので、感覚としては“一瞬”でしょう。

装着手順③:きちんと装着できたかを確認

きちんと装着されたか確認を受ける猫
マイクロチップを挿入したら再度リーダーをあて、きちんと番号が読み取れることを確認します。

装着手順④:情報登録手続きを行う

情報登録をする飼い主さん
猫の名前や性別、生年月日、猫種、飼い主さんの連絡先などの情報を書類に記入します。その情報は、マイクロチップに搭載された15桁の番号とともに登録されるので、その番号を使用することで身元の照会を行うことができるのです。
飼い主さんの中には、「完全室内飼いなので必要性がわからない」と思う人もいることでしょう。もちろん考え方は人それぞれですが、愛猫が行方不明になったとき、再会の可能性が高まることは確かです。さまざまな事態を想定し、この機会に改めて検討してみてはいかがでしょうか。
参考/「ねこのきもち」2016年11月号『被災地のリアルな声を踏まえてじっくり考えたい マイクロチップはやっぱり必要?』(監修:猫専門病院 東京猫医療センター院長 服部幸先生)
文/HONTAKA
※アンケート/「ねこのきもち」2016年11月号より
※一部写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と一部写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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