猫ケージを普段使いするメリットは意外と多い!?
猫を飼いはじめたときに使っていたケージ。成長するにつれていつしか使わなくなり、物置にしまったまま…なんて方も多いのではないでしょうか?しかし、ケージをふだん使いするメリットは意外と多いのです。そこで今回は、ケージのメリットやおすすめ活用シーンをご紹介します。
ケージは猫の好きな場所!?
愛猫にケージを使用することに抵抗がある飼い主さんの中には、「ケージは一見すると檻のようで、なんだかかわいそう」と思っている人も多いでしょう。しかし猫は野生時代、穴ぐらをすみかとしていた名残から、ケージのような狭くて囲まれている場所を好む傾向にあるといわれています。そのため、ケージは猫にとってはむしろ居心地の良い空間なのですよ。
また、ケージをふだん使いすることは、居心地の良さだけでなく、猫にとっても飼い主さんにとってもたくさんのメリットがあります。
ケージを使用するメリットとは?
愛猫にふだんからケージを使う、主なメリットは以下の通りです。
ケージを使う主なメリット
・飼い主さんが荷物の搬入で玄関を開け放すときなど、猫の行動を制限できるので、脱走のリスクが少なくなる。
・多頭飼いをしている場合、猫の居場所を仕切ることで猫同士のケンカを回避することができる。
・食事管理が必要な猫と、そうでない猫がいる場合、猫ごとに違った食事を与えることができる。
このように、日常生活の中でケージを使用することは、日々のちょっとしたリスクから愛猫を守ることができ、飼い主さんもお世話がしやすくなることがわかります。実はこのほかにも、ケージを使うと役立つシーンはたくさんあるのです!
まだある!意外なケージ活用法その1
ケージを使って猫の行動を制限することは、脱走のリスクを減らす以外にも、いたずらや誤飲・誤食を防止するという利点もあります。また、飼い主さんが目を離している間にケージの中に入れていおくことで、危ないものに近づくリスクを回避することもできるでしょう。
まだある!意外なケージ活用法その2
2段や3段になったケージなら、猫の上下運動をうながすことができ、キャットタワーの代わりにもなります。ケージ内で運動ができるので、猫にとってストレス発散にもなるでしょう。
まだある!意外なケージ活用法その3
頑丈な構造のケージなら、地震の発生時など、上から落ちてくるものや倒れてくる家具から愛猫を守ることができます。ふだんから猫をケージに慣れさせておくことができれば、災害などの緊急時には逃げ込むための避難場所にもなるのです。
ケージを使用することは、日々の小さなリスクのみならず災害時にも猫の安全を確保できるなど、猫にとっても飼い主さんにとってもたくさんのメリットがあることがわかりました。猫の成長とともに使用しなくなってしまった飼い主さんも、これからは猫が安心できる居場所として普段から活用してみてはいかがでしょうか?
参考/「ねこのきもち」2018年10月号『今からでも愛猫の“マイルーム”に ケージで叶う しあわせ猫生活』(監修:聖母坂どうぶつ病院獣医師 鵜飼佳実先生)
イラスト/mozneko
文/takemori.m
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。