猫は本来肉食の動物なので、人が食べるお肉も食べることができます。しかし、いくら肉食とはいえ、量や与え方を間違ってしまうと体調を崩すおそれが…。そこで今回は、猫に与えられる身近なお肉、「鶏のささみ」「豚肉」「牛肉」を与える際のポイントや量を画像つきでご紹介します。さっそく見ていきましょう!
鶏のささみ
鶏のささみはお肉の中でも、高たんぱく低脂肪のものなので、たんぱく質を多く必要とする猫に適している食材といえるでしょう。ただし、生のささみは雑菌などが原因で下痢を起こすことがあります。ささみを与える際は、よく火を通すようにしましょう。
与えるときはこのくらい
猫にささみを与える場合は、3cm程度を目安にしてください。また、しっかりとほぐしてあげると、猫が食べやすくなるでしょう。
豚肉
豚肉は猫に与えてOKの食材ですが、生の豚肉には「トキソプラズマ」という寄生虫が潜でいるおそれがあります。この寄生虫が猫の体内に入ると体調不良を起こす危険性があるので、与えるならば必ず加熱をしましょう。また、できる限り脂身の多い部位を避けることもポイントです。
与えるときはこのくらい
猫に豚肉を与えるなら、脂身の多い部位を取り、茹でて2~3cm四方くらいの大きさを目安にしてください。
牛肉
牛肉も猫に与えてOKの食材ですが、鶏のささみなどに比べると脂肪分が多いので、脂身はなるべく避けて与えるようにしましょう。また、生の牛肉を与えると下痢をしてしまうおそれがあります。必ず火を通してから与えるようにしてください。
与えるときはこのくらい
猫に牛肉を与えるなら、脂身の多い部位を取り、茹でて2~3cm四方くらいの大きさを目安にしましょう。
与えてもいい食材でも、量や頻度には注意して!
愛猫からお肉をおねだりされると、つい「おすそわけ」したくなりますよね。しかし、いくら与えてOKの食材であっても、量や頻度によっては栄養のバランスを崩してしまうこともあるので、十分注意しましょう。
食べ物は、愛猫の健康と密接に関係しています。ぜひ今回ご紹介した内容を、愛猫の健康管理に役立ててみてくださいね。
参考/「ねこあつめ&ねこのきもち」『まんぞくさんも大満足♥猫に与えてOK?NG?食べ物図鑑』(監修:高円寺アニマルクリニック院長 高崎一哉先生)
文/hasebe
※一部写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と一部写真に関連性はありませんので予めご了承ください。