子猫から成猫になると、体が大きくなり代謝が変化する一方で、7才を過ぎてシニア猫になると、活動量が低下するなど、病気にもかかりやすくなります。そんなときは、愛猫のお世話を見直してみませんか?猫の成長にあわせて、お世話を替えることが大切です。
1才を迎えたら見直したいお世話
1才を迎え成猫になると、子猫の頃より体も大きくなり、代謝が増えます。そこで、愛猫の健康的な生活のためにも、お世話を見直してみましょう!ここではそのポイントをご紹介します。
1. 成猫用フードに切り替える
子猫と成猫のフードでは、栄養密度やカロリーなどが異なります。1才を迎えたら、成猫用のフードへ切り替えましょう。不妊手術をした猫は、切り替えのタイミングが少し早めがよいことも。獣医師に相談してみてくださいね。
2. トイレや首輪の大きさを見直す
体が大きくなって、気をつけたいのがトイレ容器。猫の体がすっぽり収まるサイズがベストです。猫の体に対してトイレ容器が小さいと、排泄物がはみ出してしまうこともあり、掃除が大変になってしまいます。
また、首輪のサイズが合っているかどうかも今一度確認を。1才を迎える前から観察をはじめ、少しでも小さいと感じたらそのときが替えどきです。
3. 遊びの時間をしっかり確保
飼い始めの時期は、飼い主さんも積極的に子猫をかまって遊びたくなるもの。ですが成猫になると、慣れてしまって無意識のうちに遊び時間が減っていく傾向があります。今までよりたくさん遊ぶことを心がけ、一緒に遊ぶ時間をつくってあげましょう。
7才を過ぎたら見直したいお世話
一般的に、シニア猫と呼ばれる7才ごろを過ぎると少しずつ活動量が落ち、13才を過ぎたハイシニアでは、足腰も弱ってきて高いところに上れなくなる猫もいます。また、代謝も落ち、病気にもかかりやすくなるので、日々の予防やケアが大切です。ではポイントを見ていきましょう!
1. シニア猫用のフードへ替える
7才くらいになり、あまり活発に動かなくなってきたら、成猫用のフードからシニア猫用の総合栄養食への切り替えどきです。シニア用フードにはさまざまタイプがありますので、獣医師に相談して決めるのもいいですね。
2. こまめな爪切りを心がける
13才を過ぎると、爪とぎの回数が減ってしまう猫もいます。そのため、爪が太くなったり伸びたりしてケガの原因になるほか、肉球に刺さって化膿してしまうことも。こまめに爪を切ってあげましょう。
3. 体重管理も忘れずに行う
猫の体重の変化は、重篤な病気に気づくための大切なサインです。また気が付かないうちに、愛猫の食欲が減っている場合もあります。7才を過ぎたら今まで以上に、頻繁な体重測定を心がけてください。1ヶ月で500g以上減っていたら、すぐに獣医師に相談を。
4. トイレなどには段差を設ける
シニア猫になると筋力がおとろえるため、ケガをしやすくなります。もし危険を感じる場合は、棚などを移動して、絶対に上れないようにしておくのもひとつの手。また、トイレなど必要不可欠な場所には、段差を設けて行き来をしやすくしてあげてください。
愛猫の成長にあったお世話を
子猫の頃は、毎日の成長を見守るのが楽しく、ちょっとした変化にも気付きやすいもの。ですが成猫〜シニア猫の変化は目に見えてわかりにくい分、こちらが意識をして、より注意深く観察することが必要になります。食事やトイレなど、成長にあったお世話へ切り替えて、愛猫の健康的な生活を守りましょう♪
参考/「ねこのきもち」2017年12月号『季節、年齢、猫の様子、環境etc. 猫の「変化」はお世話の替えどきです』(監修:モノカどうぶつ病院 院長 小林清佳先生)
文/momo
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。