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【専門家が解説】「猫はコタツで丸くなる」って…ウソ、ホント!? 

寒くなってきて、そろそろコタツを出す季節♫ 歌にもあるように、「猫はコタツで丸くなる」と思っている方も多いと思いますが……本当にそうなの!?

今回は、そんな素朴な疑問「猫はコタツで丸くなる!?」を、ねこのきもち獣医師相談室の先生に解説してもらいます。

猫が丸くなって寝るワケ

丸くなって眠るサバトラ
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
まず、一般的に猫が丸くなって寝るのには、大きく分けて2つの理由が考えられます。

① 身を守るため

猫が丸くなって寝る理由の1つは、身を守るため。外敵から身を守るための、昔からの防御策の名残だと言われます。

猫は身を守るために、砂漠で穴を掘り、その中で丸まって寝ていたようです。

家の中でも、体がピッタリ入る籠や布団の中で丸まって気持ちよさそうに寝ている姿を見ることがありますよね。きっと安心して熟睡しているのでしょう。

② 寒さをしのぐため

もう1つの理由は、寒さをしのぐためです。

手足を縮めて表面積を小さくすることで熱の放散が少なくなり、温かく眠ることができます。

人が肌寒く感じたときに、ふと愛猫を見ると、丸くなって寝ている姿を見ることがあるのではないでしょうか。

猫はコタツで丸くなる…ウソ、ホント!?

コタツに入るノルウェージアンフォレストキャット
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
上記の「猫が丸くなって眠る理由」を踏まえたうえで、コタツの中での寝方を見ていきましょう。

コタツは、猫が「安心できる条件」がそろった、狭くて暗くて温かい場所です。このような場所では、あまり丸くなることはないようです。

人のいない静かなコタツの中で、きっと猫たちは無防備にお腹を出したり、長く伸びているのでしょう。

コタツを使用する際の注意点とは?

コタツに入るスコティッシュフォールド
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
最後に、猫を飼っている家庭で、コタツを使用する際に気をつけたいポイントを紹介します。ぜひ確認してみてください。

① 設定温度を低くし、猫が出入りできる隙間を開けておく

通常、猫は暑くなると自分でコタツから出て行きます。顔だけ出したり、お尻だけ温めていたりと、まるで人のような格好でくつろいでいる姿を見ることもありますね。

しかし、高齢の猫や子猫などは重い布団をめくることができず、閉じ込められてしまう可能性が。

長時間出てこられない場合は、脱水状態や体温が上がりすぎて「熱中症」になったり、「低温やけど」を起こすなどの事故につながることもあります。

このような事故を防ぐためには、猫がコタツに入っているときは、設定温度を低くしたり、猫が自分で出ることができる程度のすきまを開けておく、などの工夫をしておきましょう。

② 留守にする際は、スイッチをOFFに

コタツの中は密閉空間になっているので、スイッチを切ってもある程度の温度を保つことができます。

留守にするときや長時間様子を見てあげられないときは、スイッチを切っておくほうが安心です。

③ 愛猫の様子をこまめにチェックしてあげる

暖かいコタツで気持ちよさそうに寝ている猫は、そっとしておいてあげたいものですよね。しかし、猫の年齢や体の調子によっては、こまめにチェックしてあげる必要があります。

コタツが好きな猫
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
コタツの中で丸くなって眠る猫もいるとは思いますが、暗くて安心できる場所では、くつろいでいる姿を見ることが多いようですね。

愛猫が安心してコタツでぬくぬくできるように、飼い主さんは「コタツを使用する際の注意点」をしっかり守りましょう!

(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
※写真は「いぬ・ねこのきもちアプリ」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/雨宮カイ
コタツが好きなロシアンブルー
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
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