猫のチャームポイントのひとつとえば、「しっぽ」が挙げられますよね♪ 長〜いしっぽだけでなく、いろんな珍しいしっぽを持っているコがいるんです。
そこでこの記事では、ニャンコたちの「珍しっぽ」に迫ってみます!
かわいい「珍しっぽ」♡
まずは、かわいい「珍しっぽ」をニャンコたちのお写真とともに紹介♪
「短いしっぽ」編
通常、猫のしっぽの長さは30cm前後。これより短く、15cm程度のものを「中尾」と呼びます。
こちらのニャンコのしっぽも、中尾。短くって、なんだかかわいいですよね♡
さらに、中尾よりも短く、5cm程度のものを「短尾」と呼びます。
ちょこんとしていて、かわいいっ♡
また、なかにはしっぽがない猫もいるのだそうです。
「かぎしっぽ」編
このように、途中で折れ曲がっているしっぽを、「かぎ尾(かぎしっぽ)」と呼びます。
短いかぎしっぽは、クルッと巻いているように見えることもあるんです。
飼い猫のしっぽは、バリエーション豊か!
上記の写真にあるような「短いしっぽ」や「かぎしっぽ」は、突然変異で現れると言われています。
自然界では淘汰されるこれらのしっぽも、飼い猫では人に守られることで、バリエーション豊かになったのだそう。
【しっぽトリビア】短いしっぽ猫が日本に多いワケって?
日本には、短いしっぽの猫が多いと言われています。その理由……知っていますか?
哺乳動物学者の今泉忠明先生によると……
「江戸時代に『しっぽが長い猫は、しっぽが二股に裂けて化けて出る』という噂が流れ、しっぽが短い猫が好まれた影響でしょう」
だということです!
かわいいけど、しっぽはむやみに触らないであげて!
かわいいしっぽだけれど、猫にとってとても敏感な部分。「短いしっぽ」や「かぎしっぽ」などの骨が欠損、または曲がっている猫は、より痛みを感じやすいようです。
つい触りたくなるかもしれませんが、むやみに触らないようにしましょうね!
みなさんの愛猫や、周りにいるニャンコはどんなしっぽをしていますか? ぜひ注意深く観察してみてくださいねっ♪
参考/「ねこのきもち」2018年7月号『いつまでも眺めていたいな 癒しっぽ』
(監修:哺乳動物学者、「ねこの博物館」館長、日本動物科学研究所所長 今泉忠明先生)
文/雨宮カイ