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まるで人みたい! 「猫にもある、こんな気持ち3つ」とは

猫を何気なく観察していると、意味ありげな表情やしぐさをしていることってありませんか? 

この記事では、長年猫を撮っている写真家が「人のような気持ちを感じた1枚」を紹介。その写真の猫の気持ちを、専門家に解説してもらいました!

① 猫も「しんみり」とした気持ちになるの?

しんみりとする猫 photo/小森正孝
「飼い主さん宅を訪れて数時間後、姿を見せてくれるように。カメラを向けても平気になったので、少し接近。ちょっと落ち着いたのか『しんみり』とした気持ちに……?
(猫フォトグラファー 小森正孝さん)

【解説】まどろんで「まったり」の気持ち

武蔵野大学教育学部講師の齋藤慈子先生によると、「しんみり」する気持ちは猫にもあるのだそう。

しかし、この場合、目の内側に白い「瞬膜」が見えています。この膜は眠いときなどに現れるので、「しんみり」というよりは、まどろんで「まったり」の気持ちのほうが強いとのこと。

② 猫も「困惑」することがあるの…?

困惑する猫 photo/山下良子
「撮影を開始しようとすると、猫は警戒モードですぐ机の下に。おもちゃを見せたところ、再び顔を覗かせてくれたのですが、この表情は『困惑』の気持ちから?」
(猫フォトグラファー 山下良子さん)

【解説】2つの気持ちが入り混じって「困惑」

齋藤先生によると、いくつかの気持ちを同時に感じて「困惑」する感情は、猫にもあるそう。

この場合、傾いた右耳や開いた口元などに、見慣れない人への「怖い」気持ち、ピンとした左耳などにおもちゃへの「気になる」気持ちが表れています。

③ 猫も「退屈」を感じるの…?

退屈そうにする猫 photo/栗林愛
「テーブルからイスに向かって、まっすぐ伸びをしながらウトウト……。『退屈』な気持ちだったのかな?」
(猫フォトグラファー 栗林愛さん)

【解説】基本的にウトウト中は気持ちはないでしょう

齋藤先生いわく、ウトウトし始めた段階で、基本的に気持ちはなくなるとのこと。気持ちを感じるのは、その直前までなのだそうです。

猫に「退屈」な気持ちはありますが、この場合は「リラックス」で伸びをしたのかもしれません。心地よく、そのまま眠ったのでしょうね。



このように、猫もときには人のよう感情を抱くことがあるようです。日頃から愛猫を観察しながら、気持ちを想像してみるのもおもしろいかもしれませんね。

参考/「ねこのきもち」2017年5月号『人の感情のようにフクザツかも!? 猫にもあるの? この気持ち』
(監修:武蔵野大学教育学部講師 齋藤慈子先生)
撮影/小森正孝、山下良子、栗林愛
文/雨宮カイ
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