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「噛む&引っかく」をしやすいのはこんな猫! 5つのタイプを紹介
そのタイプは大きく分類すると、『元ノラ猫』、『オス猫』、『子猫』、『1匹飼いの猫』、さらには『体に異変がある猫やシニア猫』の5つに分けられ、それぞれに理由があるそう。
今回は、猫の個性や特徴が原因のひとつと考えられる「噛む&引っかく」をしやすい猫について、その理由を紹介します。
外で暮らしていた『元ノラ猫』
“元ノラ猫”という経歴がある猫は、自分で食べ物の確保をし、敵が多い環境でほかの猫との縄張り争いをしながら生き残ってきました。そのため、警戒心がとても強く、人との関り方も知らないので、恐怖心から人を攻撃してしまう場合があります。
縄張り意識の高い『オス猫』
メス猫を巡って争ったり、縄張りを守ったりと、ライバルとケンカすることが多いオス猫。
遊び好きでやんちゃな性格をしていることも多いので、メス猫より人を「噛む&引っかく」しやすい傾向があります。さらに、去勢をしていなかったり去勢時期が遅かったりするオス猫は、ホルモンが影響して野生的になりやすいので、攻撃行動を取りやすいといわれています。
加減を学んでいる最中の『子猫』
猫は、生後2ヶ月までの「社会化期」に学んだことが性格のベースになります。
この期間はさまざまなことを学んでいる最中なので、「これを噛んだらどうなるのかな?」と人を噛んでしまうことがあるのです。
また、子猫は爪の収納ができないこともあり、引っかかれやすいともいえるでしょう。
ストレス発散の可能性がある『1匹飼いの猫』
飼い主さんが安全に保ってくれている家の中は、猫にとっては刺激が少ない場所でもあります。
とくに1匹飼いだと飼い主さんからしか刺激を受けることができないので、それを退屈と感じ、ストレスを発散させるため、飼い主さんに「噛む&引っかく」をすることがあるのです。
突発的にすることがある『体に異変がある猫やシニア猫』
「ふだんと同じように愛猫をなでたのに噛まれた」というときは、猫がその部分に痛みを感じたからかもしれません。
そのようなときは、よく猫の様子を観察し、異変を感じたら獣医師に相談をしましょう。
また、シニア猫の場合はイヤなことがあっても、体力の温存をするために「イヤ!」のサインを省略し、いきなり「噛む&引っかく」をすることがあります。
しかし、本記事でお伝えした理由を知ることで、その猫の個性として受け止めたり、事前に対策をしたりすることもできるでしょう。「噛む&引っかく」でお悩みの飼い主さんは、ぜひ参考にしてみてくださいね。
イラスト/山中正大
文/HONTAKA
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