猫と暮らす
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意外と知らない「動物看護師」ってどんな人?
帝京科学大学助教であり、動物看護師でもある小野寺温(のどか)先生に教えてもらいました!
Q. 動物看護師って、ひと言でいうと、どんな存在?
獣医師がよりよい診療を行えるようにサポートしたり、飼い主さんが自宅でのケアをうまくできるようにフォローしたり、獣医師と飼い主さんのコミュニケーションを取りもったり……。動物看護師はいわば〝かけ橋〞。
獣医師にはもちろんのこと、飼い主さんから信頼され、頼られる存在を目指しています。
Q. 動物看護師の具体的な業務内容は?
動物の病気の診断や治療は、獣医師のみに許された行為です。逆にいうと、そのほかの業務は、動物看護師も担当することができます。
診療時間中、獣医師は、次から次へと来院する猫たちの診察に追われ、専念します。そのため、動物看護師は、動物病院の方針にもよりますが、比較的多岐にわたる業務を行っています。
Q. 動物看護師としてやりがいが感じられるのはどんなとき?
こまかい部分は人によって異なるかもしれませんが、動物看護師は、獣医師と飼い主さんをつなぎ、猫の健康を守る上で〝かけ橋〞となることを目指しています。
ですから、どちらにも信頼され、頼られることには大きなやりがいを感じるでしょう。
猫が少しでも健康に過ごせるお手伝いができれば、それに勝る喜びはありません
Q. 勤務時間以外で勉強することもあるの?
業務の幅が広いため、時間外に勉強している動物看護師は多いと思います。
よくあるのは、勉強会の開催。動物看護師たちが動物病院の枠を超えて集い、情報を共有することで、業務をよりよくするヒントをもらいます。
また、それぞれ力を入れている分野があるので、参考書を読み、スキルアップに努めている人もいるようです。
Q. やっぱり動物好きな人が多いの?
動物看護師のほとんどが動物好きだと思います。
もっといえば、この職業を選んだ理由も「動物が好きだから」が多いのではないでしょうか。実際、たくさんの動物看護師が動物を飼っています。
動物看護師さんの仕事内容やプライべートなどがわかると、さらに身近に感じられますね。受診の際は、愛猫のことで気になることがあれば、気軽に相談してみましょう!
参考/「ねこのきもち」2017年3月号『愛猫の健康を守るのは獣医師 動物看護師 飼い主の連携です!』特集(監修:動物看護師・帝京科学大学助教 小野寺温先生)
文/Carrie-the-cat
イラスト/かつまたひろこ
※この記事で使用しているイラストは2017年3月号「愛猫の健康を守るのは獣医師 動物看護師 飼い主の連携です!」に掲載されているものです。
※写真は「いぬ・ねこのきもちアプリ」で投稿されたものです。
※記事と一部写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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