1. トップ
  2. 猫と暮らす
  3. どんな意味なの? 猫の「ふしぎ・ざんねん行動」を徹底解明♪

猫と暮らす

UP DATE

どんな意味なの? 猫の「ふしぎ・ざんねん行動」を徹底解明♪

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

「うちのコ、なんでこんなことするんだろう…?」


ふだん愛猫を近くで見ていて、ふしぎな行動をしていることってありませんか? 

この記事では、飼い主さんたちから「ねこのきもち」に寄せられた愛猫のふしぎな行動の理由に迫ります。

哺乳動物学者・今泉忠明先生の解説を元に、くわしく見ていきましょう!

Q1.私の肩にだけのってくるのはなぜ?

愛しき猫のふしぎ

A. 猫に「のり心地合格」と認定されたから!

猫は狩りや休憩をする際、獲物をじっくり観察するために、多くの時間を木の上で過ごします。そのため高さがあり、さらに安定感のある場所を探すことも大事な仕事のひとつなのです。

飼い主さんのことが好きなのでしょうが、何より飼い主さんの肩ののり心地のよさが抜群なのでしょう。

ちなみに、ノラ猫は丸太や大木など安定しやすい木に好んでのります。飼い猫の場合は、人の肩以外にもソファの背もたれや冷蔵庫の上などを好むことが多いようです。

Q2.飛び越えられるはずなのに、わざわざ私を踏んづけていくのはどうして?

見つめる猫
ねこのきもち投稿写真ギャラリー

A. 猫なりの"苦渋の決断"です。

本来猫は、夜中から朝方までの狩りに体力を要するため、日中は極力省エネモードで行動します。

その名残で、飼い主さんを飛び越えるのも、遠回りするのも「体力を消耗する」と本能で感じて、距離が短くて楽な踏んづける道を選んだのでしょう。

飼い主さんに意地悪をしているわけではないのです。

Q3.ゴハンの横で砂をかけるマネをします…。ゴハンが気に入らないの?

愛しき猫のふしぎ

A. むしろ大喜びです!

外で暮らす猫は、生き残りをかけて日々暮らしています。そのため、食べきれない食べ物を隠して保存する習性があり、なくなるまで連日隠した場所に食べに行くのです。

毎日ゴハンにありつけるのに取っておこうとするのは、よほどゴハンを気に入っているのでしょうね。

Q4.うつ伏せになって寝る「ごめん寝」をしているとき、苦しくないの?

愛しき猫のふしぎ

A. 呼吸ができているので大丈夫!

猫の毛は1cm四方につき、約600本もの毛が生えているといわれています。

顔をうずめて一見苦しそうにも見えますが、「ごめん寝」をするときは、毛の密度が比較的低い足に頭を置いています。

毛のすき間からしっかりと呼吸ができているはずなので、安心してくださいね。

Q5.姉妹なのに茶トラ、ミケと柄が違います。父親が違うの?

寄り添う猫
ねこのきもち投稿写真ギャラリー

A. 同じだったり、違ったり……。

多排卵動物の猫は、同時期に複数のオスと交尾し、父親が違う子猫を同時に産むことがあります。

また、同じ父親でも、その父猫にさまざまな毛柄の遺伝子が含まれていると、毛柄が異なることも。

つまり、父親が一緒でも違っても、姉妹で毛柄が異なることはあり得るのです。

Q6.お気に入りのぬいぐるみをくわえながら鳴くのはなぜ?

愛しき猫のふしぎ

A. 飼い主さんを子供か"ダメ猫"と思っている!?

ぬいぐるみを獲物に見立てて、飼い主さんに分け与えようとしているのでしょう。

本来、単独行動をする猫が獲物を分け与えるのは、自分の子かちょっとどんくさい仲間にだけです。

そのため、飼い主さんをそのどちらかと思っているのかも…!? もしくは、遊び気分で「遊ぼう♪」と誘っているのでしょう。

Q7.柱の陰から、片目だけで覗いていることがあるのですが……

愛しき猫のふしぎ

A. 観察されています。両目なら"狙われている"かも!?

猫が片目で対象物を見ているときは、何をしているか気になって観察しています。

一方、両目で見る場合は、右目と左目に映る対象物のズレを脳が計算し、対象物までの距離を測っていると考えられます。

猫に両目でじーっと見つめられているときは、「狙われている」可能性があるかも…(笑)

Q8.触ろうとすると、噛んだり猫キック……。これはどういうつもり?

愛しき猫のふしぎ

A. 敵対モードなのでしょう。

猫は狩りやケンカの際、最終防衛として仰向けの体勢で噛んだり、キックをしたりします。飼い主さんを敵に見立てた遊びであっても、「どうにか相手をやっつけてやろう」という気持ちなのだと考えられますね。

ちなみに外猫の本気のケンカでは、キックは相手をひるませる役割もあります。勝って、そのエリアのボスを目指すのです。

飼い主さんが目撃! 愛猫の「ざんねんな行動」に迫る

くつろぐスコティッシュフォールド
ねこのきもち投稿写真ギャラリー

飼い主さんたちは愛猫のふしぎな行動だけではなく、日々「ざんねんな行動」も目撃しているようです。今泉先生の解説とともに紹介します!

①隠れているつもりが隠れ切れていない→「猫は"頭隠して尻隠さず"タイプだから」

愛しき猫のふしぎ
群馬県 茶々丸くん(オス・4才)

「猫は身を潜めるとき、木に登ったり、木陰に隠れる程度で全身を隠し切ることはあまりありません。

体の一部がどこかに触れていれば、すべて隠せていると勘違いしているようです」
(今泉)

②猫ドアによくしっぽが挟まっている→「もはや挟まれるのを楽しんでいるのでは?」

愛しき猫のふしぎ
岐阜県 みーちゃん(メス・5才)

「猫は学習能力が高く、毎回挟まれていれば、通るときにしっぽが挟まれることを学習しているでしょう。しかし、挟まれても痛くないので、それ自体を遊びの一環にしているのでは」(今泉)

③ジャンプしても下半身がついてこない→「気持ちが先走ってしまうのかも」

愛しき猫のふしぎ
大阪府 らんまるくん(スコティッシュフォールド/オス・3才)

「猫は子供のように標的に対して一直線な性分。移動しようと跳んだ時点で目的地に到着しているイメージなのでしょう。

まさか後ろ足がこんなについてきてないなんて思っていないかも」
(今泉)

④舌をしまい忘れていることが多々ある→「気がゆるんでいる証拠」

愛しき猫のふしぎ
千葉県 米助くん(アメリカンショートヘア/オス・1才)

「これは外で暮らす猫にはあまり見られないしぐさ。安全な環境で暮らす飼い猫は口元がゆるんで舌が出てしまうことも。その出しっ放しが心地いいとすら思っているかもしれません」(今泉)

⑤私の姿を見ると足をカカカッと動かす→「かまってくれるとわかり動かしてしまうのでは」

愛しき猫のふしぎ
神奈川県 そらくん(オス・1才)

「過去に足を動かすしぐさをしたら、飼い主さんがかまってくれたのでしょう。猫は飼い主さんを見るとそれを思い出し、『遊ぼー!」と気持ちが高ぶって動かしてしまうのかも」(今泉)


あくびをするキジトラ
ねこのきもち投稿写真ギャラリー

みなさんの愛猫は、ふしぎな行動やざんねんな行動をしますか? ぜひ、よ〜く観察してみてくださいね!


参考/「ねこのきもち」2019年2月号『知れば知るほどもっと知りたくなる 動物学者・今泉先生に聞いた 愛しき猫のふしぎ』
(監修:哺乳動物学者、「ねこの博物館」館長 今泉忠明先生)
※一部の写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と一部写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
イラスト/こんのゆか
文/雨宮カイ

CATEGORY   猫と暮らす

UP DATE

関連するキーワード一覧

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

人気テーマ

あわせて読みたい!
「猫と暮らす」の新着記事

新着記事をもっと見る