猫がいつにも増して眠くなる季節がやってきました。
「猫って寝るのがシゴト?」というくらいずっと寝ているし、変なポーズだったり変わった場所で寝ていたりしますよね。
でもその寝相には何か理由があるのをご存知ですか?
その理由をさっそく解説します♪
ほかの猫と抱き合いながら眠るのは?
ほかの猫と抱き合いながら寝ているときは、お互いの体温で温まり、ぬくぬくしているとき。暑い夏にはあまり見られませんが、お互いを信頼しているからこそできるのでしょうね。相手の寝息や心音などのリズムも心地よく感じ、猫にとって安心できる体勢なのです。
お腹を見せて眠るのは?
「ヘソ天」ともいわれる、仰向けで寝るポーズ。これは、暑くて体を冷やしたいときに体を広げて、空気に触れる面積を増やし、体温を下げようとしているのだそうです。ただし、お腹は急所でもあるので、安心できる環境でないとこのようなポーズはとりません。リラックスしている証拠ですね♡
まあるくなって眠るのは?
猫は寒いときに、団子のように丸くなって眠ることがあります。これは、空気に触れる体の面積を小さくして、寒さをしのごうとしているから。また、この体勢からはすぐに起き上がることはできないため、安心度が高いポーズといえるでしょう。
何かにあごをのせて眠るのは?
飼い主さんの体や猫ベッドの縁など、高さのあるものにあごをのせて眠ることがあります。これは、経験からその姿勢がラクだと知っているから。気道が確保しやすく、温度や質感も心地よいのでしょう。快適さに気づいた猫の、お決まりのポーズになっていることも♪
目を覆って眠るのは?
猫がおててを目に当てて眠っている姿を見たことはありませんか?これは、おそらく眩しいから。猫の目は光に敏感なので、明るいところでは人以上にまぶしく感じているはずです。そのため、このように目を覆ったポーズで眠ることがあるのです。
また、寝返りのときに偶然このような体勢になることもあります。
このように、リラックスしているときだったり、猫にとって心地のよい体勢だったりと、猫の寝相にはさまざまな理由が隠されています。ぜひ、気持ちよさそうに寝ている愛猫の姿を、そっと見てみてくださいね。今日はどんな寝相かな?
参考/「ねこのきもち」2016年4月号『「寝るのがシゴト」の猫あるあるを解説 とろりん猫のフシギ』(監修:帝京科学大学助教 動物看護師 小野寺温先生)
文/ishikawa_A
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。