留守番中、飼い主さんのいない部屋で過ごす猫はちょっぴり退屈しているかも。起きている時間は短いですが、留守番中も楽しく過ごしていられるように、刺激のある環境を作ってあげましょう。ここでは、そんな環境作りと帰宅後のコミュニケーションの取り方をご紹介します。
夢中になって遊べるものを用意
退屈からストレスを感じると、イタズラをしたり同居猫とケンカをしたりすることがあります。そこで、時間を忘れてしまうほど夢中になれるグッズを準備しておきましょう。遊びながらフードを食べられる知育おもちゃのように、安全に一人遊びができるものがおすすめですよ。
また、爪とぎ器の数を増やすのもストレス解消になるので、試してみてもいいでしょう。
上下運動がしたくなるような工夫を
家具や猫タワーなど、高さのあるものを設置して、上下運動を楽しめるようにしておきましょう。巨大な猫タワーなどは、高さのある場所にくつろげるスペースを作っておくのもおすすめですよ。
ただし、猫は下からジャンプするため、上にあるものがすべて見えているとは限りません。
ケガをしないように、危険なものがないことをしっかり確認しておいてくださいね。
離れていた飼い主さんへの気持ちを満たすアフターケア
気がすむまでニオイを嗅がせて
ニオイで情報収集する猫は、飼い主さんが外から運んできたニオイが気になります。
お世話がひと通り終わったら、ソファに座るなどして猫に思う存分ニオイを嗅がせてあげましょう。
猫が喜ぶ部位をたくさんなでて
触られるのが好きな猫は、離れていたあいだは飼い主さんのぬくもりが恋しかったはず。
帰宅後は、やさしく声をかけながら猫が好む部位をなでてあげましょう。触れられることで安心できますし、なにより猫にとって至福のひとときになるでしょう。
猫の好きなおもちゃで遊ぼう
留守番中はひとり遊びをしているので、飼い主さんの帰宅後は一緒にできる遊びをして楽しみましょう。
じゃらしおもちゃを動かしたり、ボールを投げたりと、ダイナミックな動きができる遊びがおすすめです。コミュニケーションを取りながら5分ほど遊べるといいですね。
ほかにも、「外が見えるようにカーテンを開けておく」「おもちゃ箱からお気に入りのおもちゃを取り出せるようにしておく」といった方法も、猫が退屈しない環境作りとしておすすめですよ。帰宅後は触れ合ったり遊んだりして絆を深めてくださいね。
参考/「ねこのきもち」2018年4月号『ちょっとの心がけで、絆はもっと強まる 猫の留守番ビフォー(準備)アフター(ケア)にすること 留守番中の様子も公開!』(監修:小動物診療所獣医師 猫国際医学会(ISFM)会員 徳留史子先生)
文/ishikawa_A
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。