留守番中に猫のお世話をしてくれるペットシッターサービス。よく耳にするけれど「実際のところどうなの?」「鍵を預けて大丈夫?」など、疑問や不安がある飼い主さんも多いのではないでしょうか。今回は、気になるペットシッターサービスについてご紹介します。
ペットシッターって、どんな人がいるの?
ペットシッターのお仕事をしている方には、どんな方が多いのでしょうか。
動物好きというのは、やはり皆さんに共通する項目のよう。そして、実際にペットを飼っている方も多くいらっしゃいます。
経歴や年齢、性別もさまざまですが、飼い主さんや猫の目線に立ってお世話をしてくれる人ばかりのようです。
ペットシッターに依頼してからの流れ
では実際に、ペットシッターサービスを依頼したあとの流れを「ペットシッターSOS」さんの場合で紹介します。
1 まずは自己紹介
ペットシッターさんが名刺を渡し、飼い主さんに自己紹介をします。談笑しながら和やかな雰囲気のもとで行われるそう。
2 システムの紹介
ペットシッターサービスの内容を、丁寧に分かりやすく説明していただきます。飼い主さんは、不安なことがあればぜひ聞いてみましょう! ペットシッターさんも、遠慮なく聞いてほしいそうです。
3 ふだんのお世話を細かく確認
ふだんのごはんやお水の与え方、トイレ掃除の仕方などを細かく伝えます。ペットシッターさんは、食べ方や飲み方のくせなどの情報も集め、メモを取っていきます。
4 合い鍵の受け渡し、その他の確認
合い鍵を渡し、鍵がかかるかその場でしっかり確認してもらいます。電気のスイッチやリモコンの位置なども、事前に確認があります。
留守中のお世話の内容
飼い主さんが留守中の、ペットシッターさんのお仕事をご紹介します。
1 バッグで隙間をふさぎながら入室
猫が急に飛び出して外に逃げるのを防ぐため、隙間をバッグでふさぎながら、そっとドアを開けて入室。
2 ごはんの用意やトイレのお掃除
飼い主さんとの打ち合わせどおり、ごはんの用意などのお世話をします。人懐っこい猫なら近寄っていくことも。
3 近寄って来る猫とは遊ぶことも
猫によっては「遊んで」と、積極的にアピールしてくることも。そんなときは、愛用のおもちゃを使って遊びます。
4 報告書を細かく記入
その日に行ったお世話や、猫の様子を記入します。写真を撮ってメールし、オンタイムで報告することも可。
これぞプロの技!
ペットシッターさんならではの、プロの技をご紹介します!
猫とは目を合わせない!
猫にとって目を合わせることは敵意の表れ。怖い存在として認識されてしまうおそれがあるため、目を合わせないようにチラチラと猫の様子を確認します。
排泄物で健康状態をチェック
トイレ掃除のときに排泄物を確認して健康状態をチェックします。
持参したカメラで、飼い主さんに写真を撮ってもらう
留守番時の猫の様子をカメラで撮って報告することも。その際に使うカメラで、飼い主さんに事前に猫を撮影してもらうと、猫がカメラに慣れて安心してもらいやすくなります。
また、かわいい写真を飼い主さんに送れるよう鈴などのアイテムを使い、気を引きながら撮影。さらに、猫から隠れてカメラの画面を見ながら撮影することも。ここでもプロの技が光ります。
なかなか聞けない質問!
質問1:いいペットシッターと、そうでないペットシッターの見分け方は?
回答:一番のおすすめは、実際に利用した人の紹介や口コミをチェックすることです。
質問2:万が一……猫が逃走したり、金品がなくなったりした場合は?
回答:ペットシッターサービス会社によって保証が異なります。最初の打ち合わせのときに確認することが大切。きちんとしたペットシッターなら答えてくれます。
猫の留守番中のお世話としては、ペットホテルなどもありますが、猫は慣れていない場所だとストレスを感じることも。普段過ごしている家のほうが、隠れ場所なども熟知しているので猫にとっては安心かもしれません。
猫の性格などを考慮して、ペットシッターサービスを利用してみるのもいいかもしれませんね。
参考/「ねこのきもち」2016年1月号『帰省シーズンの年末年始だから知っておきたい実際のところペットシッターってどうなんですか?』(監修:「ペットシッターSOS」本部 倉西俊平さん)
文/gyo
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。