猫と暮らす
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知らないと危険!? 猫をそッとしていた方がいい「8つのタイミング」とは…
しかし、ねこのきもち獣医師相談室の先生によると、猫に構わないほうがいいタイミングがあるようなのです。
構ってはいけないときに猫を構うと、どうなるの?
イライラが進むと落ち着きをなくして体の向きを変えて、急に噛んだり、後ろ足でキック・パンチなどの攻撃をしてきます。こうなる前に、構うのをやめてあげましょう。
さらにしつこく構ってしまうと、見えないところに逃げたり隠れたりする猫もいます。
猫を構わないほうがいい8つのタイミング
猫は基本的に単独で行動するのを好み、自分のタイミングで好きなことをします。そのため、猫を構わないほうがいいタイミングは、1日の生活の中でとてもたくさんあるのです。
ここでは、猫を構わないほうがいい8つのタイミングを取り上げて見ていくことにします。
①怒っているとき、警戒しているとき
何とかなだめようとして声をかけたり、撫でようとしてしまうことがあるかもしれませんが、これは逆効果!
飼い主さんが原因ではなくても、一度怒りだすと、飼い主さんの声や言葉も判別できなくなってしまうことがあります。
構わずにそっとして、怒りや警戒が収まるまで待ってあげましょう。また、このようなときに触ろうとすると、攻撃されてケガをしてしまうことがあります。
②不安を感じているとき
そのような猫の様子が心配になって、隠れている場所を覗いたり、呼び戻したくなる飼い主さんもいるでしょう。しかし、不安を感じている猫には構わずに、そっとしておいてあげてください。
不安の原因がなくなるか安全が確認できたら、猫自身のタイミングでちゃんと出てきます。
③興奮しているとき
このようなときに、さらに構って声をかけたり抱こうとしても、自分のしたいことに夢中になっている猫にほかのことをさせることはできません。
一度猫から離れて、猫も飼い主さんも冷静になりましょう。
④嫌がり始めたとき
飼い主さんが「もう少し一緒にいたい」と思っても我慢して、構うのをやめて解放してあげましょう。
ブラッシングや歯磨きなどのお世話も、猫が嫌がり始めたら休憩を入れたり、続きは別の日にするなど、猫のタイミングに合わせたほうがいいです◎
⑤寝ているとき
猫の眠りはほとんどが浅い眠り。目を閉じて耳だけをぴくぴく動かしていたり、薄目を開けて飼い主さんを眺めていることもあります。
しかし、猫にとっては安らぎの時間なので、邪魔されたらイライラしてしまうかも。数時間しかない深い眠りのときは、なおさら構わないようにしましょう。
どんなに好きな飼い主さんでも、急に触られたら驚いてしまい、引っ掻いたり噛んだりしてしまうかもしれません。
⑥食べているとき
しっかり食べて健康を保つためにも、落ち着いた環境で食べさせてあげましょう。
⑦トイレに入っているとき
近くでじっと見られたり、近づいて声をかけられたりするのを嫌がる猫は多いでしょう。安心してトイレで排泄できないと、トイレ以外で隠れてするようになることも。
不安なときや機嫌が悪いときも、トイレに入って座る猫がいます。自分のニオイが強く残っている場所にいると、安心できるよう。
このような場合も構わずに、猫の気持ちが落ち着いて自分から出てくるまで待ってあげましょう。
⑧毛づくろいしているとき
それだけではなく、猫の様子を見ていると、イライラしたときや気晴らししたいときなどに毛づくろいをしていることに気づくでしょう。
毛づくろいをすることによって、猫はリラックスしたり、気持ちをリセットしたりすることもできるようです。
どんな目的であっても、毛づくろいは猫にとって集中したい大切な時間。構わずにそっとしておいてあげましょう。
猫に構っていいとき・悪いときの見分け方
下記のような猫の「構ってほしいというサイン」が見られたときにだけ、構ってあげましょう。
- 猫が自ら体をすり寄せてくる
- 飼い主さんの後を追ってくる
- 顔を見ながら鳴く
イライラした猫を落ち着かせようと声をかけるのは逆効果なので、静かな環境を作り、そっとしておいてあげてくださいね。
取材・文/雨宮カイ
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