猫と暮らす
UP DATE
飼い主=大きな猫!? 猫にとって飼い主はどんな存在?
でも、愛猫は飼い主さんのことをどう思っているのか……飼い主さんなら気になってしまうこの疑問を、ねこのきもち獣医師相談室の先生に解説してもらうことに!
猫は飼い主さんのことを「親」と思っている?
「猫が生まれて育つとき、親猫とどのように接するかを考えてみるとわかりやすいでしょう。
子猫は親猫からミルクを与えてもらい、排泄のお世話をしてもらい、毛づくろいしてもらったりします。そして、子猫は親猫にすり寄って要求したりしますよね。
これらの行動は、飼い主さんと自分の愛猫に置き換えてみても同じことです。そう考えると『親』と思っている猫もいるでしょう」
愛猫は飼い主さんのことを「大きな猫」と思っている…!?
「また、英国の行動学者ジョン・ブラッドショーによると、人間に対する猫の行動は、ほかの猫に対する行動と変わらないため、猫は飼い主さんのことを『大きな猫』と思っていると考えられるそうです」
猫のごはんを準備したり掃除をしてあげることから、ただの「お世話係」なんて思われている可能性もあるのでしょうか?
「子猫のときではなく、成猫になってから飼われて警戒心が強い猫だと、飼い主さんや環境にもなかなか馴染めずに、触れ合うことが難しいというコも中にはいるでしょう。
そのようなコの場合、『親』というよりは『お世話してくれる人(英国の行動学者ジョン・ブラッドショーにいわせると"猫")』と思っているかもしれませんね」
猫にとって、飼い主さんはどういう存在?
「そうですね。猫にとって飼い主さんは、身の回りのお世話をしてくれて、フードを与えてくれて、遊んでくれて。なくてはならない存在ですが、それ以上に『一緒にいると安心できるかけがえのない存在』なのではないでしょうか」
※写真は「いぬ・ねこのきもちアプリ」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/雨宮カイ
UP DATE