猫と暮らす
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都市伝説「猫が貝を食べると耳が落ちる」の真相とは?
そんな都市伝説を聞いたことはありませんか? 貝を食べて耳が落ちるなんて……いったいどういうこと!?
その真相に迫るべく、今回ねこのきもち獣医師相談室の先生に話を聞いてみることに!
「猫が貝を食べると耳が落ちる」の真相は?
「猫が貝を食べたとき、貝に含まれる成分が日光に当たることで紫外線と反応して活性化し、『光線過敏症』を発症するリスクが高くなります。
猫の場合は耳に症状が現れやすく、皮膚炎をおこして痒みをともなう腫れや発疹がみられます。悪化すると炎症が起きた部分が壊死してとれてしまうこともあるため、『猫が貝を食べると耳が落ちる』といわれるのではないでしょうか」
猫は貝を食べても平気なの?
「アワビ、サザエ、トリガイ、トコブシには光線過敏症を引き起こす成分が含まれており、これは加熱しても変わりません。一切与えない方がいいでしょう。
また、二枚貝(アサリ、シジミ、ハマグリ)やイカ、タコ、甲殻類など魚介類全般に含まれる酵素は、ビタミンB1欠乏症を引き起こします。
こちらは加熱することによって与えることはできますが、少量にとどめておくか、与えないほうがいいでしょう」
「そんななか、ホタテは猫に与えられる数少ない貝といえます。与える場合は、貝柱のみを加熱して少量にしてください」
アワビやサザエなど、猫が食べると危険なものは絶対に与えないようにしてくださいね。
※写真は「いぬ・ねこのきもちアプリ」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/sorami
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