猫と暮らす
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猫を挑発する飼い主さんの行動 怒りのサイン…気づいてる?
愛猫と触れ合っていたとき、「急に怒られてしまった!」という経験はないですか? もしかしたらそれは、飼い主さんが知らないうちに愛猫を挑発してしまった可能性も……?
ねこのきもち獣医師相談室の先生が解説します!
その行動……猫を挑発してない!?

ーー猫を挑発してしまう可能性のある行動には、具体的にどのようなものがありますか?
ねこのきもち獣医師相談室の獣医師(以下、獣医師):
「猫は自由を奪われるのを嫌います。そのため……
などをすると、挑発してしまうかもしれません」
ーー急に抱っこしたり、触りたくなるときもあると思いますが…猫のペースを無視して構うと、怒ってしまうんですね。
獣医師:
「また、自分のテリトリーを脅かされるのも嫌います。心の準備もなく知らない人、モノ、動物、匂い、音があらわれても、猫はすぐには受け入れられないのです」
猫が怒っているときのサイン

ーー猫が「今怒っている」とわかるサインには、どのようなものがありますか?
獣医師:
「シャーシャー言っていたり、唸っていたりするのはわかりやすいですが、そこに至る前にも、じつはサインは出ています」
ーーたとえば……?
獣医師:
「しっぽを大きくパタンパタンと振っていたり、耳を後ろに倒したいわゆる『イカ耳』になっているときなどですね。
ほかにも、牙を見せたり、毛を逆立てたりなどはおなじみかと思います」
ーー怒りのサインを見逃さないようにしたいですね!
猫を怒らせてしまったら、どうすればいい!?

ーーもし猫を怒らせてしまったとき、飼い主さんはどのような対応をするのが好ましいですか?
獣医師:
「怒りの度合いにもよりますが、怒りが大きくて興奮しているようなときは、まずはそっとしておいて落ち着くのを待ちましょう。
怒りがそれほどでもない場合も、あまり構わないように。目線を合わせると敵意があると思われるので、目はそらしてください」
ーーなるほど…目を合わせてはいけないんですね!
獣医師:
「そうですね。信頼関係がある猫には、ゆっくりと瞬きをして安心させてあげましょう」

自由を奪われるのが嫌いな猫。飼い主さんが「今触りたい!」と思っても、愛猫の状況をよく観察してから判断しましょうね!
(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
※写真はアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」にご投稿いただいたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/凛香
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