猫を飼う上で、習性や生態を知っておくことは大切です。しかし、猫の生態には未だ謎が多く、知れば知るほど不思議な魅力でいっぱいなのです!
そこで今回は、ぜひみなさんに知ってほしい「びっくり&つい誰かに話したくなる」猫の意外な生態豆知識を5つご紹介します。
猫は空気が読めるのです!
飼い猫は野生猫より鈍感と思われがちですが、人よりも鋭い感覚を持っているので、人では見過ごしてしまうような些細な変化にも気がつきます。
たとえば、飼い主さんの声がいつもより低いと感じたときは、「近づかないようにしよう」と判断しているかもしれません。
猫は駆け落ちする?
恋の季節になると、発情したメスに複数のオスたちが求愛してきます。しかし、メスのお気に入りのオスがほかのエリアで生活するよそ者だった場合、メスは自分の包囲網を抜け出して、そのよそ者のオスと交尾することがあるのです。
この駆け落ちのような行動は、近親交配のリスクを避けるためとも考えられています。
「ねこまんま」は体にいいの?
ご飯に味噌汁をかけた「ねこまんま」。
一昔前は猫のご飯として一般的でした。しかし、猫は米や麦に含まれているデンプン質を消化・吸収しにくいといわれています。
また、ねこまんまには味噌汁の塩分も含まれているので、猫にとってあまりよい食事とはいえません。
猫は映画を楽しめる?
人と猫では映像の見え方に違いがあります。映画などの映像は、パラパラ漫画のように静止画像を連続させて作られています。人はそれを滑らかな映像として認識しますが、猫は動体視力が大変優れているため、コマ送りに見えてしまうのです。
どうやら猫と一緒に映画観賞を楽しむのは難しいようですね(泣)。
飼い猫はマザコンです!
本来、猫は成長すると、母猫に住んでいるエリアから追い出されるものです。しかし、飼い主さんに追い出されることのない飼い猫は、いつまでも子猫気分のまま。
それに、母親代わりでもある飼い主さんが子離れしないこともあり、飼い猫は甘えん坊に成長してしまうのです。
猫は、空気が読めたり駆け落ちしたり……。でも、甘えん坊のマザコンだったりと、やはり謎めいていますね(笑)。今回ご紹介した5つの生態ネタを、ぜひどこかで披露して盛り上がっていただけると幸いです!
参考/「ねこのきもち」2017年4月号『知られざる生態が今、明らかに 猫への思い込みを“校閲”(チェック)します!』(監修:理学博士 西南学院大学人間科学部准教授 山根明弘先生)
文/ishikawa_A
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。