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飼主に依存する猫は甘えん坊でかわいいは危険!? 正しい距離の取り方とは

甘えん坊さんの猫はとってもかわいいですよね。
でも、甘えが度を越すと、ちょっと気を付ける必要があるんです。今回は飼い主さんへの依存度が高い猫の特徴と対策をご紹介します。

もしかして、愛猫からの愛が強過ぎるのでは?と感じている飼い主さん、愛猫の様子のチェック方法と一緒に確認してみましょう!

オスの甘えん坊タイプはとくに気を付けて

“依存猫”とは、人と離れることに強いストレスを感じる「分離不安」の猫のこと。

「そもそも犬に多いとされてきましたが、現在では猫にも増加中で、避妊手術ずみのメスに比べ、去勢手術ずみのオスの方が圧倒的に多いといわれています。増加の原因のひとつとして、完全室内飼いにより猫と人との精神的な距離が近付き、猫の人への依存度が加速していることも挙げられます」と獣医師の菊池先生。
撮影/Akimasa Harada

こんな様子があれば注意!

□ 人のあとをずっと付いて回る

□ 人が外出するときに噛んだり、何度も鳴いて引きとめようとする

□ 人の姿が見えなくなると、ウロウロしたり、アオ~ンと悲しそうに鳴く

□ 人の留守中にだけ粗相する

□ 人が留守中は、フードを食べない、オシッコ・ウンチをしない

“依存猫”にさせないため“おひとりさま”時間を充実させよう

外が見える場所に猫タワーを置く

室内での生活はどうしても刺激が少なくなりがち。高さのある猫タワーを置けば、上下運動ができるうえに、外が見えるように置けば、意識が外の景色に向くでしょう。
撮影/尾﨑たまき

フードパズル(パズルフィーダー)を与えて

おもちゃのなかでも長時間遊ぶ傾向にあるのが、中に入ったフードを取り出す遊びができる「フードパズル」。夢中になるので1匹で過ごす時間に慣れてくるはず。
撮影/尾﨑たまき
猫に愛されるのは飼い主さんにとって嬉しいことですが、飼い主さんの不在が強いストレスに感じてしまうようでは、お互いにハッピーではないですよね。
飼い主さんと過ごす以外にも楽しいことや刺激的なことをつくり、1匹で過ごしている時間も満喫できるようにしてあげましょう。


参考/「ねこのきもち」2019年6月号『猫と私のLoveコミュニケーション』(監修:東京大学附属動物医療センター行動診療科 獣医師 菊池亜都子先生)
文/浪坂一
撮影/尾﨑たまき、Akimasa Harada
※この記事で使用している画像は2019年6月号『猫と私のLoveコミュニケーション』に掲載されているものです。
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