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約半数の飼い猫がやってる! 「サイレントニャー」ってなに!?

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みなさんは、「サイレントニャー」という言葉を聞いたことがありますか? 聞き馴染みがないという方も、日頃愛猫を観察している中で、その瞬間を目撃しているかも…!

猫のサイレントニャーって…何?

口を開ける猫
ねこのきもち投稿写真ギャラリー

■「"無音"な鳴き声」=サイレントニャー■

鳴き声は猫にとって、相手に気持ちを伝える手段のひとつ。しかし、ときどき声を出さずに口を開けて鳴く"フリ"をすることがあります。

哺乳動物学者の今泉忠明先生によると、「サイレントニャーと呼ばれるこのしぐさは、『たまたま声が出にくかっただけかな?』と思われがちですが、じつはとても奥深い行動なのです!」とのこと。

この記事では、猫のサイレントニャーについてくわしく解説します。

飼い猫の約半数は、サイレントニャーをしている!

猫のサイレントニャーとは

「ねこのきもち」では、「ねこのきもち作り隊」111名にFAXアンケート調査を行ってみました。その結果、約半数の飼い猫がサイレントニャーをしていると判明!

猫は何のためにサイレントニャーをしているのでしょうか?

猫はサイレントニャーで、「あいさつ」と「アピール」をしている

口を開けるノルウェージアンフォレストキャット
ねこのきもち投稿写真ギャラリー

サイレントニャーのおもな目的は、あいさつとアピールです。どちらも相手との関係を築くために用いられるもの。そのため、本来単独行動をする猫には、あまり必要ではないしぐさといえます。

しかし、飼い猫のなかには飼い主さんとコミュニケーションをとろうとして、声を出さずに鳴くことがあります。あいさつやアピールの際に、無意識にサイレントになるのだそう。

サイレントニャーをしやすい猫のタイプ

飼い猫のなかでも、次のような特徴のコがサイレントニャーをしやすいようです。

【性別】→メス

猫のサイレントニャーとは

メスはオスよりも控え目な性格なので、声を出さない可能性も。

【年齢】→1才未満

猫のサイレントニャーとは

子猫は、甘え気分のときなどにサイレントニャーが見られやすいです。

【猫種】→シンガプーラなど

猫のサイレントニャーとは

華奢な体格の猫種のほうが、サイレントニャーをしやすいです。

【しやすいタイミング】→寝起き

猫のサイレントニャーとは

のどが声を出す準備ができていないため、寝起きにサイレントニャーをしやすいです。

「学習」を経て、意図的に「サイレント」に鳴く可能性が!

猫のサイレントニャーとは

猫は、経験を重ねることで学習します。「たまたまやったらかまってくれた!」などイイコトが続けば、サイレントニャーを繰り返すようになる場合も。サイレントニャーをしない猫も、もしかしたらするようになるかも!

その意味では、知能や経験値が高い成猫・シニア猫もする可能性は高いでしょう。

サイレントニャーといっても、声は出ている!?

猫のサイレントニャー

鳴くように口を動かすサイレントニャーですが、実際には発声していることもあります。これは、猫の声域と人の可聴域の差によるもので、猫の声が高すぎて人が聴き取れていない可能性が。

ちなみに、人の可聴域は年齢で変わるので、大人には猫の鳴き声が聞こえなくても、子どもには聞こえている…ということもあり得るようです。

猫の声域と人の可聴域の関係

猫のサイレントニャーとは

人の可聴域は、高いとされている子どもでも2万3000Hzまで。しかし猫は、最高8万Hzほどの高音を発することが可能に。

私たち人は、猫の鳴き声の大部分を聴き取ることができていないのです。

注意が必要なサイレントニャーも…!?

たまに声を発しないことがあっても、つねに声を出さずに鳴く猫はほぼいません。

あまりにもサイレントニャーを続けるときは、声帯周りに異常があって声が出せなくなっている可能性もあるので、一度受診をしてみましょう。

猫の「のど元」をチェックしてあげよう

猫のサイレントニャーとは

猫の声帯は、のどの付け根にあります。猫があくびをするときに、のど元をチェックしてみるといいでしょう◎

見える部分に赤みや腫れなどがあれば、声帯に異常があることがあるので、すぐに受診を!

見つめるスコティッシュフォールド・ロングヘア
ねこのきもち投稿写真ギャラリー

みなさんの愛猫は、サイレントニャーをするでしょうか? 飼い主さんはぜひ、日頃から愛猫の様子を注意深く観察してみてくださいね!



参考/「ねこのきもち」2018年11月号『知ってる? ココロに響く「聞こえない鳴き声」 サイレントニャー』
(監修:哺乳動物学者、「ねこの博物館」館長 今泉忠明先生)
※一部の写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と一部写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
イラスト/ナカオテッペイ
文/雨宮カイ

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