猫と暮らす
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猫が痛みを隠しているときの行動 つらいのを我慢する理由って…?
愛猫が痛みでつらそうにしているとき、飼い主さんはいち早く気づいてあげたいもの。でも、「猫は痛みを隠す動物」という話を聞いたことがありませんか?
今回はその真相について、ねこのきもち獣医師相談室の先生がくわしく解説します!
猫は痛みを隠しがち?

猫は痛みを隠すといわれています。猫は表情がわかりにくいうえ、周囲に病気を悟られないように隠す習性があるからです。
猫が痛みを隠すのは「習性」が理由
自然界では、弱ったりスキを見せたものから狙われて、襲われます。そのため、猫は何か体に問題があっても、それを見せることはできないのです。
人間と一緒に家族として暮らすようになった室内飼いの猫でも、この習性は持ち続けています。
猫が痛みを隠しているときのしぐさ・行動

猫が痛みを我慢して隠すようなケースとして、たとえば以下の3つのようなシーンで、ある行動を見せることが多いです。
①怪我をしているときに痛みを隠す場合
怪我をしていて痛みを隠すようなときは……
などといったしぐさがよく見られます。
また、つらくなってくると、部屋の隅や暗い場所でじっとしていることが多くなってきます。
②トイレ関連で痛みを隠す場合

トイレ関連で痛みを我慢している場合では……
ことも。この場合も、舐めるといったしぐさが見られます。
③口の中の痛みを隠す場合
口内炎や歯周病などで口が痛いときは……
などといったこともあります。
猫が痛みを隠しているのに気づくためのポイント

猫が痛みを隠しているのに気づくためには、上記で紹介したようなサインがあるということを覚えておき、なるべく早く気がついてあげることです。
愛猫を毎日観察しよう!

そして大切なのは、毎日の観察。愛猫をよく観察して、いつもとちょっと違うことに気がつけるようにしておくことですね。
いつも猫とスキンシップやコミュニケーションをはかり、ちょっとした違いにもすぐに気づいてあげられるようにしましょう。
(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
※写真はアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」にご投稿いただいたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/sorami
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