猫も年齢の変化に伴い、必要なケアや健康のために気をつけるべきことが変化します。そのため、年齢の変化によって動物病院への通い方も変わってきます。健康だからとつい忘れがちですが、長生きのためにも年齢に応じた動物病院の通いどきを把握しておきましょう!
子猫(1才未満)
0~2ヵ月:初めての健康診断
子猫をおうちに迎えたら、月齢にかかわらず、まずは動物病院へ。体重や週齢、性別がわかるほか、感染症などにかかっているかどうかも調べてもらうことができます。
2~4ヵ月:ワクチン接種
ワクチンの接種時期や回数については諸説ありますが、目安は2~3ヵ月齢で1回、3~4ヵ月齢で1回です。詳しくは、かかりつけの獣医さんに相談してみましょう。
6~8ヵ月:去勢・避妊手術
繁殖の予定がないのであれば、去勢・避妊手術を行いましょう。とくにメスの猫は子宮蓄膿症や乳腺腫瘍など病気にかかるリスクを減らすことができるので、長生きにつながります。
成猫(1才~7才未満)
1才~:年1回の健康診断(血液検査、尿検査)をスタート
成猫になったら、年に1回は動物病院で健康診断を。とくに猫はオシッコの病気にかかりやすいので、尿検査を受けることをおすすめします。また、さまざまな病気の発見につながる血液検査は必須です。
5才~:レントゲン検査や超音波検査も追加を
まだまだ若いものの、そろそろ病気にかかりやすくなる年齢です。とくにガンは早期発見したいので、年に1回の健康診断にレントゲン検査や超音波検査も追加するといいでしょう。
シニア猫(7才~)
7才~:ホルモン検査も追加して
いよいよシニア期に突入し、病気の早期発見の必要性が高まり始める時期です。シニアになるとかかりやすくなる甲状腺機能亢進症などの病気も見据えて、年に1回の健康診断にホルモン検査も追加しましょう。
11才~:年2~4回の健康診断を
ついに本格的なシニア期の到来です。猫の体調を踏まえ、かかりつけの獣医さんとも相談して、健康診断のペースを年2~4回に増やしてみてもいいでしょう。
動物病院の受診は、猫によってはひと苦労なことも。往診なども利用して、病気の早期発見に努めましょう。
愛猫の健康管理は飼い主さんの大切な務めです。年齢の変化に応じた動物病院への通い方を知って、愛猫が健康で長生きできるよう、気を配ってあげたいですね。
参考/「ねこのきもち」2017年12月号『季節、年齢、猫の様子、環境etc. 猫の「変化」はお世話の替えどきです』(監修:モノカどうぶつ病院院長 小林清佳先生)
文/terasato
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。