猫と暮らす
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怖い?興奮? ドキドキしてる猫のしぐさがわかると接し方も変わる!
何かに興味を持つ、何かを感じて集中するなど、猫の感情の節目にもなる「緊張」する瞬間。愛猫が何に緊張するかを知ることは、より親密なコミュニケーションのためにも大切なことです。その瞬間に気づくために、どこに注目すればいいのか見ていきましょう。
耳で分かる、猫の興味

何か物音がしたときなどに、猫の耳がピンと立って音の方向に向くのを見たことはありませんか?
これは対象物に注意が向き、耳や目をそちらに向けることで、よりくわしい情報を集めようとしているのです。
物音以外にも、獲物らしきものや見慣れないものに興味を持ったとき、少し緊張したときなどに見られ、気持ちが強いほど耳の先の房毛がピンと立ちます。
耳だけ動くのはリサーチ中?

先述したように耳と目を使って探るのではなく、耳が顔と違う方向に動き、耳だけ動かして音のする方向を探るようなら、「ちょっと気になる」ということ。
まるでパラボラ集音器のように耳を器用に動かし、音の情報を集めようとします。
しっぽで分かる、猫の緊張

猫がしっぽの先だけをパタパタと振っていたら、興味があるけど行こうかどうしようか迷っているときです。
窓の外に気になるものを見つけたときなどに見られることが多いでしょう。また、自分の名前を呼ばれたとき、返事の代わりとして振る場合もあります。
体勢から緊張を察することもできる

猫の緊張は、体勢から察することも可能です。
緊張すると、猫の体には力が入るため、身を縮めたような体勢に。
急所である腹部を隠して全身を小さく見せているようなら、身の危険を感じている可能性が高そうです。
目やヒゲで分かる、猫のドキドキ・ワクワク

猫の瞳といえば、明るいところでは瞳孔が三日月のように細くなり、暗いところでは大きくなるなど、変化が大きいのが特徴的ですが、実は明るさだけでなく気持ちによっても変化します。
たとえば遊びで興奮したり、おもちゃなどの獲物に狙いを定めて緊張したりしているとき。
興奮の度合いが高いほど瞳孔が丸く大きくなります。また、まぶたにも力が入るため、ややつり目がちになることも。
ヒゲがふわっと前に出たら、興味津々!

ヒゲがふわっと鼻先よりも前に出ているようなら、それは対象に興味津々な証拠。
猫のヒゲは情報収集のための大切なパーツなので、それをできるだけ対象に近づけることで情報を得ようとしているのです。
遊びの最中で興奮しているときなどにも見られることがあります。
猫の気持ちの機微を察することができる、ちょっとしたしぐさの数々。愛猫とのより親密なコミュニケーションのためにも、これらのサインを見逃さずに、猫がどんなことに興味を持ったり緊張したりするのか理解してあげたいですね。
参考/「ねこのきもち」2018年9月号『キホンからカンチガイしやすいものまで パーツでわかるねこのきもち』(監修:帝京科学大学助教 動物看護師 小野寺温先生)
文/kagio
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