猫と暮らす
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病気の可能性もある…? 猫が口をパクパクさせる理由
今回は、猫の口パクパクの理由について、ねこのきもち獣医師相談室の先生が解説します。なかには、病気を疑ったほうがいいケースもあるようです。
猫が口をパクパクさせる理由
「口を開けて閉じるけれども声が聞こえない、これをいわゆる『サイレントニャー』といいます。
猫は人の可聴域外の声を出すことがあり、人はそれを聞くことができないため、口をパクパクさせていると感じられるかもしれません」
「そうですね。ちなみに、サイレントニャーは飼い主さんへ強くおねだりをしていると考えられるので、飼い主さんへの依存度は高めと考えられます」
口の中に問題がある場合や、口呼吸でも口をパクパクさせることが
「ありますね。たとえば、口の中になにか問題がある場合も考えられますし、口呼吸している場合も口をパクパクさせているように見えるでしょう」
注意したい猫の口パクパクとは?
「注意したほうがいいのは、前述のように口の中になにか違和感がある場合ですね。
たとえば……
- 上あごに食べ物やおもちゃがはまり込んでとれない
- 長い糸を飲み込んで、糸の先端が舌に絡まっている
- 口内炎や歯周病で疼痛がある
のような理由も考えられます」
呼吸器系や心臓に問題があることも…
「ほかにも、緊張や激しい運動などの原因がないにもかかわらず荒く口で呼吸している場合は、呼吸器系や心臓に問題があることもあります」
「そうですね。もし異常を感じた場合は、すぐに動物病院へ連れて行きましょう」
愛猫のちょっとした異変に気づけるように、飼い主さんは日頃からよく観察するようにしましょう。
取材・文/Honoka
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