猫と暮らす
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臆病な性格の猫のトリセツ 余計に怖がらせるNG対応3つとは
この記事では、臆病な性格の猫のトリセツについて、ねこのきもち獣医師相談室の先生が解説します。
猫が臆病な性格になってしまう原因
猫は本能的に、警戒心が比較的強い傾向がある生き物です。周囲の刺激を敏感に察知し、むやみに周囲の注意を引くような目立つ行動をとりにくい傾向があります。
警戒心の強い猫は、些細なことでも怖がりやすい傾向に
また、そのような不快な刺激を避けて、じっと身を隠している時間が多くなりやすい傾向があります。
猫の臆病な性格は改善できる?
警戒しにくい環境で穏やかに過ごすことで気持ちに余裕ができると、その後は新しい刺激や環境などにも少しずつ時間をかけて、慣れることができるようになるケースも時折見られます。
臆病な振る舞いが完全になくなることは難しいかも
臆病な性格の猫への適切な接し方
穏やかな声掛けや、ゆったりした動作で
無理に近づかない
猫からそばに来てくれるまで撫でるのは待とう
手をゆっくり鼻先に近づけても逃げないようであれば、まず手や指のニオイを猫に自由に嗅がせてみてください。
その時間を設けた上で、それでも猫が傍にいてくれるのであれば、顎の下やおでこなど、撫でられると心地よいと猫が感じやすい場所を、そっと触ることから始めてみましょう。
猫がおいしいと感じるフードを与えてみよう
ただし、人がすぐ傍に居たり視線を感じたりすると、それを気にして食べなくなってしまう猫もいます。はじめは、その猫にとってストレスにならない距離感を保ちながらの給餌を心がけましょう。
猫が嫌がらない範囲で遊びに誘ってあげよう
その場合は、人のほうから猫が嫌がらない範囲でおもちゃで誘い、猫が遊びに乗ってきたら積極的に遊ぶようにすることも、リラックスした時間を作るきっかけになるかと思います。
臆病な性格の猫へのよくない接し方3つ
- 大きな声を出しながら猫にどんどん近づく
- 食餌や排泄のときに目で追ったり、常に傍に待機している
- 触りたいから無理やり触る
など人間の自分本位な行動は、臆病な性格の猫にとって大きなストレスになる可能性が高いです。
特に臆病な猫の場合は、自身にとって不快な行動ばかりする相手を敢えて好むことはまずありません。
そんな気質の猫と仲良くなるには、警戒心を持たずに心を許してくれるよう配慮しながら、まずは時間をかけて穏やかに接していくことを心がけるとよいでしょう。
※写真はアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」にご投稿いただいたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/sorami
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