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猫の何気ない行動だから見過ごしやすい。病気のサインとは…?

いつも一緒に生活しているかわいい愛猫。もし何かの病気にかかっていたら、できるだけ早く見つけてあげたいですよね?愛猫の病気のサインをキャッチするには、いつもと違う様子を察知してあげることが大切です。

今回は、注意したい猫の行動についてご紹介します。

いつもと違う行動に注意!

ごろんとしているベンガル猫
getty
寝たり、鳴いたり、そんないつもの愛猫の行動に少しでも違和感を覚えたら、それは病気のサインかもしれません。次のような変化に注意して、愛猫を観察してみてください。

聞き慣れない鳴き声を発している

本来、猫は声を発するのが苦手な動物といわれていますが、飼い猫は飼い主さんに何か伝えるために、よく鳴くようになったのだそうです。ふだん聞いたことがないような、唸り声や甲高い声などを発したときは、何かを訴えているのかもしれません。どんなときに鳴いているか確認してみてください。

例えば、動くたびに鳴いたり、どこかを触ったときに鳴いたりする場合は、打撲や骨折をしている可能性があります。排泄の際に鳴くときは、膀胱炎や便秘症など排泄器官の病気が、また突然鳴きだす場合はストレス、てんかん、認知症などの病気が隠れていることも。

いつもより長く、ぐったり寝ている

猫は日常でも寝ていることが多いので、見極めは難しいかもしれませんが、明らかに1日中寝てばかりで元気がないときは体調不良のサインかも。咳が出ているなら、猫カゼや猫ぜんそく、呼吸のしかたがいつもと違うなら、心臓病や胸水などの病気も考えられます。なんとなく、愛猫がいつもより長く寝ている気がしたら、ほかの症状が出ていないかを一緒にチェックしてみてくださいね。

いつもとは異なる場所にのっている

高い場所が大好きで、どこにでものりたがる猫ですが、のったことがない場所にいるときは、少し注意しましょう。台所や食卓にのっている場合は、食欲が増す糖尿病や、甲状腺機能亢進症などの病気にかかっているおそれもあるようです。

体の同じ部位をしきりに舐めている?

かわいい笑顔の子猫
getty
猫が体をペロペロと舐めて毛づくろいするしぐさは、愛らしくかわいいですよね。しかし、あまりにも執拗に体の同じ箇所を舐めているときは、よく観察してみてください。舐めている箇所に痛みやかゆみが生じているのかもしれません。

陰部やおしりをしきりに舐める場合は、膀胱炎や肛門のう炎などの病気の可能性が。また、腹部や脇腹など体の一部分を脱毛するほど舐めるときは、ストレスも原因として考えられます。

長時間ソワソワ、ずっと何かを嗅いでいる場合は……

気持ちよさそうに眠るトラネコ
getty
何かのニオイを嗅ぐという、よく見かける猫の行動でも、あまり長い時間行っているようなら注意が必要です。ソワソワしているような様子が見られたり、長時間ずっとクンクンしていたりする場合は、ストレス、肛門のう炎、膀胱炎などの病気の可能性も考えられます。
話すことのできない猫の様子から、病気のサインを見つけるのは簡単なことではありません。しかし、いつも生活を共にする飼い主さんなら「あれ?いつもと違うかも」という、わずかな違和感から、愛猫のSOSサインをキャッチすることができるはず。日々の生活から、いつもの愛猫の状態を把握し、愛猫がサインを出したときにはいち早く気づいて、病院に連れて行ってあげてくださいね。
参考/「ねこのきもち」2018年2月号『よくする行動の謎にせまる!猫を解き明かす5つのN』(監修:モノカどうぶつ病院院長 小林清佳先生)
文/hattori
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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