猫と暮らす上で、抜け毛対策は切っても切り離せないもの。うっかりすると、家中が毛だらけ、猫も毛玉を吐いてしまう……なんてことも。
しっかりブラッシングをして、愛猫にも人にも快適に過ごしたいですね。短毛・長毛別ブラッシングのコツをご紹介します。
まずはブラシ選びから
ひとくちにブラッシングといっても、短毛の猫と長毛の猫では、それぞれにあったブラシのかけ方のコツがあります。愛猫にあったブラシを選ぶのも、そのひとつ。
短毛種にはラバーブラシが、抜け毛を吸着してくれるので便利です。長毛種には、毛をほぐしやすい目の細かなコームと、毛の奥までピンが届くスリッカーブラシがおすすめですよ。
背中からお腹までとかします
まずは首の後ろから背中側をブラッシングします。短毛種はラバーブラシ、長毛種はスリッカーを使って、片手で猫の首元を押さえながら、毛の流れに沿ってとかしましょう。自分で毛づくろいしづらく、抜け毛が残りやすいエリアなので、短毛さんは特に念入りに。
お腹側は、脇から後ろ足の付け根の辺りまでをとかします。ブラッシングするほうの前足を軽く持ち上げてあげるとやりやすいですよ♪
ラバーブラシには静電気対策を
静電気が起こりやすいラバーブラシ。気になるときは、お湯を後ろから毛に吹きかけるか、お湯でぬらした手で撫でてあげてください。
首周り〜尻尾までブラッシング♪
首周りも、背中と同様に毛づくろいがしづらく、抜け毛が残りやすい部分。片手でアゴを持ち上げるようにして、毛の流れに沿ってとかしながら、ブラシを少しずつ横に移動させます。長毛種の場合、胸元の毛もかなり抜けるので、しっかりと首から胸にかけてとかしてあげてください。
尻尾も、意外と抜け毛があります。尻尾の先に軽く手を添え、一気に付け根から先端に向かってとかしましょう。
長毛種はさらに念入りに
長毛種の場合、コームを使ってさらに念入りにブラッシング。片足を軽く持ち、脇の下からお腹にかけて、毛の流れに沿ってとかします。同様に、内股の毛もコームでとかしましょう。片後ろ足を持ち上げると、コームが毛の奥までしっかり入ります。
もし毛玉ができていたら……
長毛種の場合、毛が絡まってしまい毛玉になっていることがありますが、無理にひっぱるのはNGです。まずは毛玉のまわりの毛束をとり、手で裂くように丁寧にほぐしてから、仕上げとして毛先から少しずつコームでとかしましょう。
幸せブラッシングタイム♡
換毛期のブラッシングの目安は、短毛は2〜3日に1回、長毛は毎日。丁寧なブラッシングでキレイに抜け毛をとりのぞけば、愛猫も気持ちよく快適に過ごすことができます。飼い主さんにとっても愛猫とのスキンシップの時間になるので、ぜひ日頃のお手入れに取り入れてくださいね♪
参考/「ねこのきもち」2017年4月号『抜け毛の活用法も!?猫もお部屋もスッキリ!換毛期にすること』(監修:ちば愛犬動物フラワー学園講師 猫専用トリミング&ホテル「CATオアシス」オーナー 花島秀俊先生)
文/momo
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。