猫と暮らす
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愛猫にしこり…異変かも!?触って気づける怖い病気の症状3つ

日頃から、飼い主さんは愛猫の体のチェックをしていますか? もし異変があるのならば、なるべく早く気づいてあげたいですよね。
この記事では、猫の胸〜お腹のあたりを触ったときに、飼い主さんが気づきたい体の変化を解説します。
猫を立たせた状態で胸からお腹にかけてやさしく触って、チェックしてみましょう。抱っこしたまま触ってもOKです!
【1】しこりや腫れがある
しこりや腫れがあると、乳腺腫瘍やリンパ腫などのがんの可能性があります。このほか、リンパ節や内臓が腫れていたり、便秘や異物誤飲も考えられます。できれば、当日中の受診がのぞましいです。
■乳腺腫瘍とは
乳腺腫瘍は乳腺に腫瘍が発症する病気で、とくに不妊手術をしていない高齢のメスがかかりやすいですが、まれにオスがかかることも。
胸から腹にかけての乳房に腫瘤が隆起し、乳頭から赤、茶色の分泌物が出ます。ほかの部位に転移しやすいため、早期の発見が重要に。
【2】触ると嫌がったり、鳴いたりする
愛猫を触ったときに、もし嫌がったり鳴いたりする場合は、内臓や皮膚などに異常があり、痛みがある可能性があります。
【3】心拍が速い
猫の正常な心拍は、安静時で1分間に100〜160拍。愛猫のお腹を触って心拍数を測り、これより速い場合は心臓病の恐れがあります。
■心臓病とは
先天的な原因や、慢性心不全、甲状腺機能亢進症(こうじょうせんきのうこうしんしょう)の合併症として発症するケースがあります。
心臓のはたらきが悪くなると疲れやすくなり、少し歩いただけでも息を切らせてうずくまるなどの症状が見られます。

飼い主さんが愛猫を触ったときに「これって変!?」と感じたら、これらの症状に当てはまるかどうかチェックしてみてください。
そして病気が悪化してしまう前に、獣医師に見てもらうようにしましょう!
参考/「ねこのきもち」2016年5月号『新 愛猫の家庭の医学事典』
文/Honoka
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