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病気の早期発見に! 愛猫の健康データを自宅で把握しよう!

みなさんは愛猫の体重をキチンと把握できていますか?実は、飼い主が体重の増減などを知ることで、病気の早期発見ができる場合があるのです。動物病院での健康診断はもちろん大切ですが、自宅での定期的なチェックは、より早く病気を見つけることにつながります。この記事では、飼い主が自宅で行える、愛猫の健康に関するデータの取り方を紹介します!

体重をチェックしよう!

体重測定
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
見た目で細かな体重の変化を見極めるのは至難の業。毎月1回、愛猫の体重を測定しましょう。
1か月のあいだに体重が10%以上増減した場合は、要注意です(例えば、愛猫が体重6kgの場合は600g以上の増減)。なんらかの病気の可能性があるので、動物病院を受診しましょう。

また、目安として愛猫の理想体重を知っておくと良いでしょう。骨格の大きさによって適正体重は変わるので、獣医師に前もって聞いておくと安心です。
なお、生後1~4か月の子猫や高齢猫、持病のある猫の場合は、週に1度のペースで測定することをおすすめします。

では、自宅で愛猫の体重はどのように量るのでしょうか。最も精確なのは、上部がトレーになっている「ベビースケール」です。10g単位で表示されるため、細かな測定に適しています。
愛猫をのせるだけでそのまま体重が量れますが、もしも愛猫が上手くトレーにのってくれない場合は、愛猫が落ち着いて入っている猫ベッドごと量ってしまいましょう。後から猫ベッドの重量を引けば、愛猫の体重が分かります。

猫用の体重計が自宅にない場合は、愛猫を抱っこして持ち上げ、自分ごと体重計にのって、その後自分の体重を引くという方法もあります。いずれにせよ、より精確に測れるようにデジタル表示の体重計で行うことをおすすめします。

飲水量を見てみよう!

水遊び
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
愛猫が1日でどれくらいの水を飲んでいるか、分かりますか?
オシッコの病気の予防には、適切な量の水を飲ませることが重要とされています。飲水量の目安は、体重3kg台の猫なら150ml、4kg台なら200ml、5kg台なら230ml程度。
急に普段の1.5倍以上の水を飲みだしたり、体重1kgあたり100ml以上の水を飲んでいたりしたら、病気の可能性があるため動物病院を受診してください。

飲水量は、月1回量るのがベスト。まず、あらかじめ軽量カップで水の量を量ってから、愛猫が飲む容器に水を入れます。24時間後、容器に残った水を軽量カップに入れて、減った量を記録しましょう。

飲水量は日によって変わるので、量り始めは1週間ほど毎日記録して平均を出すと良いでしょう。また、ウェットフードには水が含まれているので、こちらにも注意してください。ウェットフード1食(70g)で約55mlの水を摂ったと考えてくださいね。

呼吸数を測ろう!

爪とぎ器でリラックス
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫が1分間に呼吸する回数は、安静時で20~30回です(遊んだあとや、暑い場所にいたときは呼吸数が増えます)。

呼吸数を意識している飼い主は少ないかもしれませんが、普段の呼吸数を把握しておくことで、通常と異なる状態を見極めることができます。普段より呼吸数が1分間で10回以上増えていたら、体調不良のサインです。また、40回以上呼吸していたら呼吸器系の病気の可能性も。月1回の頻度で計って、愛猫の普段の回数を把握しましょう。

呼吸数の計り方は、お腹の上下運動のカウントで行います。愛猫が横になって休んでいるなどリラックスしているときに計ってくださいね。時計を用意して、1分間で何回お腹が上下しているか確認してください。その回数が呼吸数になります。このとき、愛猫をなでると呼吸が荒くなってしまうので注意しましょう。
体重も飲水量も呼吸数も、普段の数値を把握しておくことで、愛猫に何かあった際にいち早く気付くことができます。また、これまでの記録を獣医師さんに伝えることで、愛猫の健康状態をより細かく伝えられるようになるでしょう。月に1回の測定を、愛猫の健康管理に役立ててくださいね。
参考/「ねこのきもち」2016年7月号『愛猫のデータ\マイにゃんバー/で病気を早期発見!見てわかるヘルスチェック』(監修:聖母坂どうぶつ病院獣医師 鵜飼佳実先生)
文/mano
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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