「ねこのきもち」本誌読者にとったアンケートによると、9割以上の人がスマホを使っていました。でも、スマホで撮った愛猫の写真を「なんかイマイチ……」と思っている人も多いよう。
そんな飼い主さんたちの悩みを解決するべく、カメラマンでスマホ撮影の達人である水野さち子さんに、見たまんまの猫のかわいさをスマホで収める方法を解説してもらいました。
知っておきたい スマホ撮影のキホン
猫はジッとしていてくれないので、瞬間的に見せるしぐさや表情をとらえるのは難しいもの。まずはスマホでスムーズに撮るための基本を覚えましょう。
準備のポイント
●フラッシュを使わない「ねこ仕様」に設定する
フラッシュ撮影は猫を驚かせてしまうのに加え、強い光により目に悪影響を及ぼす恐れも。猫は一度嫌な思いをすると、それ以降もスマホを避ける可能性があるので、フラッシュ機能はつねにオフにしましょう。
スマホをカメラの設定にして、フラッシュマークをタップすると下のような画面になるので「OFF」を選んで。※スマホの機種によって異なります。
●レンズは定期的に拭いておく
レンズが汚れていると、画像がボケてしまいます。レンズ用クロスやメガネクロスなどで、定期的に拭いておきましょう。
撮影はスマホをできるだけ動かさないようにする
猫のように動きが素早い被写体の場合、どうしても手ブレしてしまいがち。スマホはしっかり持って、脇をしめて構えると安定します。また、シチュエーションにもよりますが、スマホを床に置くなど、何かに固定して撮影するとブレにくくなるでしょう。
\ 持ち方/
ヨコ向き
脇をしめ、両手でしっかり持って構えて。レンズに指をかけないように。
タテ向き
小指でスマホの下部を支えると、ブレ防止と落下防止になります。片手持ちのときはスマホ用
リングを付けると、さらに安定。
\ 固定の仕方/
床に置いて
猫が床にいるときには、スマホを床に固定すると、撮りやすくなります。
膝の上にのせて
少し上から撮りたいときは、あぐらをかいた膝の上にスマホをのせて。
今回紹介した基本を押さえれば、スマホでのスムーズな撮影ができるようになるはず。「かわいい!」と思った一瞬を撮り損ねないようにして、スマホのアルバムを愛猫のベストショットでいっぱいにできるといいですね。
参考/2019年10月号『見たまんまのかわいさをスマホで撮りたい(監修:カメラマン 水野さち子さん)』
文/浪坂一
撮影/佐藤正之
※この記事で使用している画像は2019年10月号『見たまんまのかわいさをスマホで撮りたい』に掲載されているものです。