オス・メス猫は、見た目はもちろんのこと、個体差はありますが行動や性格にも違いが見られます。今回は性別別で猫が満足するお世話の方法や、コミュニケーションの取り方を一部紹介します。愛猫との関係性を深めるために、ぜひ参考にしてみてください!
過ごし方の違い
アクティブな遊びが好きなオス猫
オス猫はジャンプやダッシュなど、アクティブで運動量の多い動きや遊びが大好きです。これは、メス猫よりも筋肉が発達していて、好奇心も旺盛だから。オス猫には、「中にフードを入れられるおもちゃで好奇心を高める」「ひもが長めのおもちゃでよりダイナミックな動きをさせる」などの遊びがおすすめです!
落ち着く場所でじっとしているのが好きなメス猫
オス猫と比べると、じっとしている時間が長いメス猫。これは、筋肉量が少ないだけでなく、縄張りを広くもたず静かに過ごすのを好む傾向があるからです。メス猫が落ち着くことのできるる、お気に入りの場所を作ってあげられると良いですね!
お手入れで好きなことは?
爪とぎ大好きオス猫
「自分の縄張りを守りたい」という欲求が強いオス猫。爪とぎはマーキング行為のひとつであるため、特にオス猫は頻繁に行います。そのため、爪とぎ器は種類を変えて複数用意し、置き方を変えるなどの工夫をしてあげましょう!
毛づくろいに安心するメス猫
メス猫は出産や子育てをするため、自分の健康管理を大切にする傾向があります。血行を促し体を清潔に保つ毛づくろいは、メス猫が大好きな行動です。ブラッシングにも同じような効果があるので、メス猫はブラッシングでコミュニケーションをとると喜ぶでしょう。苦手な猫は、ガーゼで汚れを拭き取ってあげると良いですね。
アピールへの応え方は?
強めのアピールをするオス猫
「飼い主に向かって鳴く」「体にのってくる」など、オス猫のアピールは激しいのが特徴です。これは、オス猫は自分の欲求を通すことを一番に考えることが多いから。この欲求に飼い主さんがしっかりと応えることで、猫との信頼関係をより深めることができるでしょう。かまってあげあられないときには、声をかけてあげるだけでもコミュニケーションになりますよ。
控えめなサインを出すメス猫
メス猫はマイペースなため、飼い主へのアピールも控えめな傾向が。「遠くから見つめている」「遠くでお腹をみせている」などはアピールのひとつですので、気づいたら優しく応えてあげましょう。ただし、あまり積極的にコミュニケーションを取り過ぎると、メス猫は我慢をしてストレスをためてしまいます。黒目がちになり、耳が外側を向いたときなどは、スキンシップのやめどきです。
個体差はあるものの、猫が求めるお世話やコミュニケーションは、性別によっても異なります。
今回は一部を紹介しましたが、まだまだ違う点はあります。
下記のリンク記事もぜひ参考にして、愛猫との信頼関係をより深めていってくださいね。
参考/「ねこのきもち」2016年7月号『性格や行動は、性別で違うから… オスメス別 猫が大満足する7つのこと』(監修:猫の専門病院 マオキャットクリニック院長 高野のり子先生)
文/nishiyuka
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。