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猫に与えてはいけない人の食べ物は? 特に気をつけたい4種類

人の食べ物の中には、猫の体に思いもよらない悪影響を及ぼすものも少なくありません。猫にとっては、ひと口食べるだけで危険な食べ物も。今回は、特に気をつけたい4種類の食べ物と、その理由を解説していきます。

中毒を起こす可能性がある甲殻類、貝類、イカ・タコ

横を見る猫
getty
宴会のご馳走などで食卓にもあがりやすい、生のエビなどの甲殻類、イカやタコ、そして貝類。
これらは季節にもよりますが、肝臓に毒素を蓄積していることがある食品です。
生の状態で猫の体内に入ってしまうと、嘔吐や下痢などの中毒症状を引き起こす可能性が。
これらの刺身を食卓に並べる場合は、猫の手が届かないように注意し、念のため同席の人にも猫に与えないように一言お願いしておくとよいでしょう。

食べすぎに気をつけたい青魚

ハンモックでくつろぐ猫
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アジやイワシ、サンマなどの青魚は生の状態、加熱した状態ともに注意が必要です。
特に生の場合は寄生虫が猫の身に害を及ぼすおそれがあるため、与えないようにしてください。
充分に加熱してある場合でも、青魚に含まれる不飽和脂肪酸はビタミンEを消費するため、食べすぎると皮下脂肪が酸化して黄色くなり、しこりのもととなる黄色脂肪症になるおそれがあります。

貧血や血尿につながる可能性があるネギ類

じゃらしで遊ぶ猫
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長ネギや玉ネギ、ニラなどのネギ類には、血液中のヘモグロビンを破壊する成分であるn‐プロピルジスルフィドが含まれています。
猫の体内に入ると貧血や血尿を引き起こす可能性があり、この成分は加熱しても消えません。ネギ類を煮込んだ汁をなめただけでも中毒になるおそれがあるので、食卓に並べるときは充分に注意するようにしましょう。

飲み物にも気をつけよう!

ベッドで眠る猫
getty
食べ物だけでなく、人の飲み物も猫の口に入らないように注意が必要です。
コーヒーや紅茶、緑茶などに含まれるカフェインは、猫にとって嘔吐や下痢といった症状のほか、心臓や神経系に異常を起こす可能性もあります。とくに茶葉の状態のものは、液体よりもカフェイン濃度が高いため注意しましょう。

また、酒などのアルコール類も誤って猫の口に入らないようにしてください。許容値を超える量のアルコールを猫が摂取してしまうと、嘔吐や下痢、呼吸困難を引き起こす可能性があるほか、最悪の場合は死に至ることもあります。
猫によっては人の食べているものに興味をもちやすい個体もいます。しかし、たとえ欲しがっても、うかつに与えてはいけません。飼い主さんはもちろん、来客などを迎える際にも、ぜひみんなでこれらの食品を確認してみてくださいね。
参考/「ねこのきもち」2015年7月号『切り取って保存できる! 絶対NGな食べ物一覧付き 与えてはいけない! 人の食べ物とその理由』(監修:高円寺アニマルクリニック院長 高崎一哉先生)
文/kagio
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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