寒い冬は、暖房器具が大活躍。暖かいお部屋でぬくぬくできて、喜んでいる猫も多いことでしょう。でも、飼い主さんが外出するときはなかなか暖房器具が使えなくて、留守番中の寒さ対策で悩んでいる方もいるのではないでしょうか?
そこでこの記事では、暖房器具を使用しないで簡単に温まれる工夫をご紹介します。
お留守番どきの"エコな冬ごもり"の工夫3選
暖房器具を使用せず、簡単に実践できる3つのアイデアを見ていきます!
①晴れの日は南の窓のカーテンを開けて、日光で部屋をポカポカに
冬でも日中であれば、南向きの窓からの日差しは相当な暖かさをもたらします。猫が日向ぼっこできるよう、日の入る窓のカーテンを開けておきましょう。
ただし、夕方以降になると冷え込んでくるので、帰宅が遅くなる場合は薄手のカーテンを閉めておいてくださいね。
②サイドテーブルを布で覆って、こたつ風の防寒スポットに
部屋の中にあったかい逃げ場があると、「出かけるときは晴れていたのに、天候が激変」というときでも安心です。小さめのテーブルを使った「エコ・こたつ」を作ってみてください。
作り方はとっても簡単!
ラグの上に小さめのテーブルを置き、上面にふわふわの布をかけましょう。猫が出入りしやすいように、1カ所を大きめの洗濯バサミなどでたくし上げて留めれば完成! 猫ベッドをインすれば、よりポカポカになります♪
③飼い主さんのふかふかウェアをベッド代わりにすれば、「あったか+安心スペース」に
お留守番どきに飼い主さんのニオイ付きのものがあると、猫は安心します。飼い主さんが着ていた暖かい洋服を、猫ベッド仕様にして置いておけば、喜ぶ猫は多いはずです。
作り方はとっても簡単!
①襟元を背中側に折る
②丸くカーブするように袖を整える
③2つの袖口を合わせて折り返せば完成!
暖房器具を使うときは、なるべく短時間で賢く使いこなして!
暖房器具を使えば部屋を効率よく暖められますが、お留守番どきに使うとなると、思いもよらない事故につながる恐れも……。なるべく留守中の使用時間が短くすむような工夫をしましょう。
下記の使い方をぜひ参考にしてみてくださいね♪
暖房器具のおすすめの使い方
●こたつやホットカーペットは、"強" で温めておき、出かける直前に電源を切るようにする
●エアコンや床暖房は、夕方からつくようにタイマー設定する
お留守番で気をつけたい3大事故とは
ちなみに、お留守番のときに注意したい事故で多いのは次の3つです。
①やけど
とくに気をつけたいのが、ヒーターやストーブへの接触によるやけど。たとえ猫が近づかないように囲いをするなどの対策をしていても、人目のないお留守番どきの使用は避けましょう。
②感電
猫がコードを噛むことで起こる感電にも注意が必要です。お留守番どきは、コンセントが必要な暖房器具は使用せず、日頃からコードやコンセントには感電防止のカバーをするようにしてみてください。
③脱水
猫は暑くなるとこたつから自力で出るものですが、寝続けた場合などに脱水状態になる危険が…。留守にする際は、こたつの使用を避けるのが正解です。
そのほかにも…
温かい場所といえば、湯船のフタの上。猫が上がって何かの拍子に落ちて溺れる恐れが…。浴室のドアの鍵がかけられる場合はかけて、かけられない場合はお湯を抜いておきましょう。
まだまだ寒い冬は続きます。解説を参考に、愛猫が留守番するときも快適に過ごせるよう、飼い主さんはしっかりと対策を行ってくださいね!
参考/「ねこのきもち」2017年11月号『部屋ごとに寒さ対策をしよう 私と猫の冬ごもり計画 お留守番どきの備えも』
(監修:東京都杉並区にあるモノカ動物病院院長 小林清佳先生)
※一部の写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と一部写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
文/雨宮カイ