猫と暮らす
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怒ってるのか、それとも…猫がしっぽで足を隠しているときの心理
猫がしっぽで足を隠すようにして座っている姿を見たことがある飼い主さんも多いことでしょう。一見ただ座って見えるかもしれませんが、その姿からいくつか猫の心理を読み取ることができるようです。
今回、ねこのきもち獣医師相談室の先生に聞いてみました!
猫がしっぽで足を隠しているときの心理

ーー猫がしっぽを体に巻いて、足を隠すようにしているときがありますよね。これにはどんな気持ちがあらわれていますか?
ねこのきもち獣医師相談室の獣医師(以下、獣医師):
「そのような猫のしぐさを『しっぽマフラー』、別名『しっぽ巻き座り』といいます。これは、猫が警戒しているときに見せるポーズです。逃げるほどではないけれど、警戒しようというときにこのポーズをとることが多いですね」
ーーなにか嫌なことがあるとか……?
獣医師:
「そうかもしれませんね。不快に思っているときもこのポーズをとることがあります。時折、睨みつけるような眼差しでしっぽの先端を動かすことがありますが、イライラしているサインなのかもしれません。また、寒いときに防寒のために巻きつけることもあるので、冬場にはよく見られると思います」
猫がしっぽマフラーをしているとき、どうするのがいい?

ーーしっぽマフラーをしているとき、警戒していたりイライラサインのこともあるようですが、飼い主さんはなにか注意することはありますか?
獣医師:
「警戒している場合は、不用意に近づくのはやめてください。寒さでしっぽを巻きつけているような場合は、室温を上げるなど寒さ対策をしてあげましょう」

猫のしっぽマフラーが見られたときには、警戒していたりなにかを不快に感じていたり、または寒くて防寒しているなど、いろんなことが読み取れるようです。そのときの猫のシチュエーションと合わせて、今どんな気持ちでいるのかを飼い主さんは考えてあげましょう!
(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
※写真はアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」にご投稿いただいたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/凛香
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